96: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/27(金) 18:49:52.42 ID:23i0x2er0
「勘弁してください! 俺は別に肩もみで小遣い稼ぎなんて――」
「星梨花ちゃんのね」
97: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/27(金) 18:51:03.75 ID:23i0x2er0
「……お兄ちゃんたち何してるの?」
そこに、ちょうど桃子の奴が帰って来た。固まる俺たち察する彼女。
桃子は開け放した扉のドアノブにそっと静かに手をかけると。
98: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/10/27(金) 18:52:35.80 ID:23i0x2er0
===
この一コマはこれでおしまい。三人並んでの肩もみは、お風呂での背中流しに通じるところがある気がする。
99: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/05(日) 01:42:38.05 ID:8Kmh9Nmz0
===12.
十月も終わりが近づくと外はすっかり寒くなる。暖房の効いた建物から寒空の下に出れば、
その風の強さに両手を擦って肩を震わせるなんて光景が街のあちこちで見受けられるようになる。
100: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/05(日) 01:44:15.00 ID:8Kmh9Nmz0
「じゃあ丼物は? 親子丼とか美味しそうだよ〜」
そんな二人に、わたしは通りにある食堂のショーケースを指さしながら提案する。
これならボリュームもあるしヘルシーだし、代替案としても十分な――
101: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/05(日) 01:45:40.71 ID:8Kmh9Nmz0
「……じゃ、もしかしてまさかそんなことは万に一つも無いと思うけど――おうどん?」
恐る恐ると口にして、わたしは二人の反応を見る。
もっと正確に言うならば、決定権を持つ静香ちゃんの答えを待つ。
102: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/05(日) 01:46:48.45 ID:8Kmh9Nmz0
===
この一コマはこれでおしまい。おでんなんかも良いですよね
103: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/06(月) 02:29:53.02 ID:VPgwpRAe0
===13.
その日、周防桃子は朝からゴキゲン斜めだった。
劇場内の控え室にて。手近な席に陣取ると、いかにもといった体でむくれている
104: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/06(月) 02:32:20.76 ID:VPgwpRAe0
「私は……道具の手入れをしてますから」
「なら一旦止めて、手を止めて」
105: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/06(月) 02:36:17.64 ID:VPgwpRAe0
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さて、"サプライズ"と頭につくからには、前もって誕生日を迎える本人に
「サプライズバースデーパーティー」なる催しを開くことがバレてしまっては一大事。
106: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2017/11/06(月) 02:37:09.23 ID:VPgwpRAe0
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この一コマはこれでおしまい。センパイ誕生日おめでとう!
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