197: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/02/27(火) 15:56:52.51 ID:yCnrSL9vo
「凄いよミサキ、ジャストフィット!」
「それにとっても軽いですね〜。普段学校で着ている物よりも、随分と動きやすいですよ〜」
198: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/02/27(火) 15:58:36.06 ID:yCnrSL9vo
そして、そうなってしまっては俺が困る。
ただでさえ普段から多くの誤解と共に生きてるのに。
これ以上厄介な業は背負いたくない!
199: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/02/27(火) 16:01:35.52 ID:yCnrSL9vo
===
一コマおしまい。今回のセーラーはすねとふくらはぎのラインが非常に良く、「dear...」を踊らせると特にイケナイ気持ちになりますね。
200:名無しNIPPER[sage]
2018/02/28(水) 00:26:06.34 ID:MaJygciqo
地味めなスカートかと思いきやプリーツに少し模様入ってるところにこだわりを感じた
あの衣装良く出来てる
201: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/03/13(火) 21:40:33.61 ID:N0yNt449o
放課後聖母倶楽部「現代花咲か娘奇譚」
===
202: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/03/13(火) 21:41:46.15 ID:N0yNt449o
天空橋朋花と七尾百合子。二人は互いに同学年、同クラス、同倶楽部に所属する出来立ての友人同士であり、
予定の無い日の放課後は図書室において席を並べ、朋花に助けを求めてやって来る
"相談人"を待ちながらそれぞれ調べ物や読書をして過ごす活動パターンを基本としている十五歳。
203: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/03/13(火) 21:42:42.71 ID:N0yNt449o
「でもそうして育った木を使ってお爺さんが臼を作らなきゃ、さらにはそれを燃やさなくちゃお話が進みませんからね」
「それは、そうなのでしょうけれど……」
204: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/03/13(火) 21:43:45.27 ID:N0yNt449o
チラリ。百合子は桜の木の傍に佇む顔見知りの用務員に目をやった。
朋花もいつものように扇子を取り出しパタパタ顔を扇いでいる。
しばらくそのまま待っていると、急に生暖かい風が二人の足元を抜けていった。
205: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/03/13(火) 21:44:42.90 ID:N0yNt449o
……とはいえ、自らの手で花を咲かせる行為自体はなんと心躍り楽しいことか!
気づけば百合子はニコニコと夢中で灰を振り撒いていた。
206: ◆Xz5sQ/W/66[sage saga]
2018/03/13(火) 21:45:43.35 ID:N0yNt449o
今、老人は晴れやかな面持ちで桜の木の下に立っている。
まるでこの植物の美しさに心奪われてしまったように枝と花とを見上げている。
そんな彼の視線が自分の方へと向けられて、百合子は思わず身震いした――ああそうだ。
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