60:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:02:00.58 ID:aDbJZUbB0
憐憫の目でこちらを見る美琴がそこに立っていた。食蜂は頬のわだちを拭き取って立ち上がる。
61:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:04:17.76 ID:aDbJZUbB0
「アラァ? 顔が怖いわよぉ? 別にいいじゃなぁい。両思いなんだし、これからキスなんて腐るほどできるわよ。あんなことやそんなことだってねぇ。気が済まないんなら好きにすればいいわ。殴って気が晴れるんならやって見なさいよぉ。ホラ」
62:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:05:48.37 ID:aDbJZUbB0
※
63:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:07:17.42 ID:aDbJZUbB0
「ヤベッ。行かないと」
64:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:08:43.82 ID:aDbJZUbB0
「ふーん。アンタ1人で?」
65:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:10:05.36 ID:aDbJZUbB0
何でもない会話で間をつなごうとするが、すぐにそれは途絶えた。それでも尚、2人の間の沈黙は心地よく、甘い匂いを秘めている。
66:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:11:15.10 ID:aDbJZUbB0
「す、好きつっても、あれだぞ? 先輩後輩とか、そう言うんじゃねぇからな? だから、その」
67:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:12:18.43 ID:aDbJZUbB0
「え、えええええええええッ?! え、嘘?! い、いつからでせうか?」
68:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:14:50.88 ID:aDbJZUbB0
「あ、ああ。任せろ。何があっても絶対不幸にはさせねぇよ」
69:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:16:36.48 ID:aDbJZUbB0
※
70:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:18:14.79 ID:aDbJZUbB0
(さっきアンタと別れた場所の近くにあった、風車を売ってる屋台の側で待たせているわ。黒地に白い菊こしらえた浴衣を着てる、無駄な胸の脂肪が特徴的な女よ。そいつをちゃんと、私たちの待ってる土手に連れてきて)
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