食蜂「さよならが迎えに来ること」
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70:名無しNIPPER[saga]
2017/07/27(木) 23:18:14.79 ID:aDbJZUbB0



(さっきアンタと別れた場所の近くにあった、風車を売ってる屋台の側で待たせているわ。黒地に白い菊こしらえた浴衣を着てる、無駄な胸の脂肪が特徴的な女よ。そいつをちゃんと、私たちの待ってる土手に連れてきて)



「おいおい。どれだよ風車売ってる屋台って」



湧き出る汗が焦りも引き連れて肌を伝う。背後で焼いているケバブの匂いと煙を振り払い、彼はまた進み出す。



(ああ。良いけど、友達なのかそいつ?)



(……冗談。この世で1番反りの合わないクソッタレよ。今日でより確信したわ)



「あ、あった! あそこか!」





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