4: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:05:10.95 ID:/+LAMdvF0
「じゃあお兄ちゃん、放課後に部室でね」
「おう」
学校が近付くに連れ、俺と小町は距離を開け、それぞれ別々の足取りで学校へと向かう。
5: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:06:42.58 ID:/+LAMdvF0
「お茶を淹れるわ、気分転換も大事よ」
「ああ、サンキュな」
そう言うと雪ノ下は少しだけ微笑み、慣れた手つきで紅茶を準備する。
6: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:08:32.54 ID:/+LAMdvF0
「お前もすっかり馴染んだよな」
「えへへ、まぁねー」
「思えば、小町さんと知り合ってからもう1年になるのね」
7: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:09:59.38 ID:/+LAMdvF0
「……もしかして」
小町の言葉に何かを思い出したように雪ノ下が呟いた。
8: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:11:40.86 ID:/+LAMdvF0
「……ま、前みたいにカラオケでうぇいうぇいやりゃいいんじゃねえの」
「不本意ながら私も比企谷くんと同じことを思ったわ、どうなのかしら」
「いやー、前回とまんま同じってのも小町的にポイント低いと言いますか……」
9: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:12:56.85 ID:/+LAMdvF0
「急に悪い、今大丈夫かな」
「先輩、どうもー」
「ちーっすっ」
10: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:14:14.99 ID:/+LAMdvF0
「それで、今度はなんのご相談かしら」
「いえ、今回は相談じゃなく、ご招待に来たんですよ」
「招待?」
11: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:15:39.33 ID:/+LAMdvF0
「良いと思いますっ、私達も何やろうか考えてたところですし」
「じゃあ、決まりですねっ」
小町の声に一色も笑顔で返す。
12: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:16:39.91 ID:/+LAMdvF0
「……相模も来るのか」
「ああ、声をかけてみたら、来てくれるって言ってたよ」
「俺や雪ノ下が来ることまで知ったらあいつ、来なくなるんじゃないのか」
13: ◆A95oCT.s2k[sage saga]
2017/06/18(日) 18:18:42.39 ID:/+LAMdvF0
「それで、そのメンバーに俺達を入れると、結局どのくらい来るんだ?」
現状参加するメンバーを確認しておく。
奉仕部からは由比ヶ浜、雪ノ下、小町、俺。
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