鞠莉「──期待する誕生日。」
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21: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:31:49.50 ID:NUfsjtd3o

わたしの棒読みにダイヤがますます眉を攣り上がらせる。


果南「もう、二人ともー!?問題起こさないでよー?なんかあったら免許剥奪されるの私なんだからねー?仕事出来なくなるでしょー?」
以下略 AAS



22: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:32:16.55 ID:NUfsjtd3o

ダイヤが不思議そうにこっちを見ているのがわかったけど

目を合わせずにそのまま続ける。

以下略 AAS



23: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:32:44.49 ID:NUfsjtd3o

ダイヤ「女の子扱いして欲しいと?」

鞠莉「別にそこまでは求めてないけど……。……なんていうか……わたしがどこまで広い場所に目を向けても、果南の世界はここまでなんだなって」

以下略 AAS



24: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:34:23.59 ID:NUfsjtd3o

鞠莉「なのに……気付いたら、果南は稼業を継ぐためにここに残り続けて……わたしは一人遠くの大学へ──きっとそのうちもっと遠くへ行く」

ダイヤ「…………。」

以下略 AAS



25: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:34:51.28 ID:NUfsjtd3o

ダイヤ「……きっと、貴方と果南さんでは生きる時間が違うのですわ。」

鞠莉「……そうだね」

以下略 AAS



26: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:35:17.69 ID:NUfsjtd3o

鞠莉「Sorry. ダイヤ……。ダイヤの言うとおり、わたしのための席なんだからわたしがSmileyじゃなくちゃね」

ダイヤ「いえ、いいのですよ。……貴方の気持ちもわかりますから。お互い自分の意思だけでままならないモノがあると苦労しますわね。」

以下略 AAS



27: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:47:37.40 ID:NUfsjtd3o


程なくして、船舶が目的地に着いたようだ。


以下略 AAS



28: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:48:05.38 ID:NUfsjtd3o

ダイヤ「……一応ね。網元の娘ですし、持っていて損するものでもないですから」

果南「今役立ったじゃん」

以下略 AAS



29: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:48:48.68 ID:NUfsjtd3o

鞠莉「何?」

ダイヤ「……その先にある世界が果南さんの世界です。……しっかり、目に耳に……そして、心に……焼き付けてくるのですよ。」

以下略 AAS



30: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:57:21.61 ID:NUfsjtd3o


久しぶりに潜る海はとても静かだった。

先に潜った果南が手でこっちだよと手招きしていた。
以下略 AAS



31: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2017/06/12(月) 23:57:48.45 ID:NUfsjtd3o

果南『いつか、一緒に見に行こうね!』


──子供の頃、果南の家で一緒に読んだ本に載っていた内浦の珊瑚礁。
以下略 AAS



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