457:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:40:55.47 ID:JB4A+Idt0
間一髪の所でバイザーを引き抜いたゾルダは、躊躇う事なくマグナギガを
囮にして、敢えてアビソドンの元へと走り出していった。
案の定、マグナギガという大きな獲物を目にしたアビソドンは小さな獲物等、
458:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:41:59.59 ID:JB4A+Idt0
「やるしか、ない!」
腹を括ったゾルダは、己のデッキから遂に「合体」のカードを引き抜き、
それをバイザーにベントインした。
459:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:43:36.55 ID:JB4A+Idt0
「佐野...俺に任せろ」
後ずさる満とは対照的に、一歩前に進み出た創は既に覚悟を決めていた。
「俺がお前の、血路を開いてやる」
460:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:44:19.45 ID:JB4A+Idt0
「Advent」
かつて憎み合い、共に戦った仲間の契約獣が創の召喚に応じた。
風と氷と炎の力を宿した猛虎は眼前に立つ巌の如き巨巌の蚩尤の威容に臆する
461:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:44:59.61 ID:JB4A+Idt0
30話 城戸真一
〜回想〜
462:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:45:29.04 ID:JB4A+Idt0
「分かったよ。しょーがねーなぁ」
一軒家の二階の窓から雨樋をつたって、仲の良い兄弟は深夜の町を自転車で
463:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:45:58.66 ID:JB4A+Idt0
生まれてから十数年少しの付き合いだが、弟が生来のお人好しであるという事は
今までの付き合いで理解している。少し頭を使えば、虐待された女の子が家に帰らず
廃遊園地で一人遊びをして、時々訪れる頭の悪い連中を驚かし、喜んでいると
464:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:46:26.06 ID:JB4A+Idt0
「なんだ?何を今からやるんだ?」
「ふふーん。それはねぇ」
真一の問いかけに得意げに笑う優衣は床に散らばっていた紙を取り上げ、
465:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:46:54.54 ID:JB4A+Idt0
「なんだよこれ...」
「兄ちゃん。始まるよ」
真二が目を輝かせながら、これから始まることに大きな期待を寄せる。
466:名無しNIPPER[sage]
2017/09/27(水) 19:47:23.24 ID:JB4A+Idt0
「無理だよ...。お兄ちゃんならそれが出来るけど、私には無理なの」
「ああ!?なんだと!」
「魔法が使えるんだろ!その魔法とやらで俺にあの龍を寄越せって言ってんだよ!」
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