431:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 21:42:34.28 ID:Nkr8DRMT0
「香川ああああああああああ!!!!」
絶叫と同時に真司は拘束を振り解き、目の前に立つオルタナティブへ殴りかかる。
「なんでだよ!なんで見殺しにしたんだ!」
432:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 21:43:10.26 ID:Nkr8DRMT0
「私の背中には預けられた命がある!」
「守れなかった命もある!だが、これ以上...これ以上」
「神崎士郎!貴様に私の仲間を殺させはしない!」
433:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 21:44:31.52 ID:Nkr8DRMT0
「愚かな選択をしたな。香川英行」
「お前が救おうとした仲間は果たしてお前の家族の命より重かったのか?」
変身を解き、ライダーという仮面を脱ぎ捨てた英行は鏡の中でまるで
434:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 21:45:06.90 ID:Nkr8DRMT0
愛する唯一の肉親の存在を否定する香川の一言に、神崎士郎も憤怒を
露わにしながら自らの背後に控える忠実な手下達を呼び寄せる。
「いいだろう。香川英行」
435:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 21:45:43.73 ID:Nkr8DRMT0
(はぁ...蓮の悪態が懐かしいよ。俺も美穂の事、悪く言えないなぁ)
「じゃあ、俺もオーディンをぶちのめす事にします」
「考えてみれば、手塚を手にかけたのはコイツ以外に考えられないし」
436:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 21:59:50.93 ID:Nkr8DRMT0
第二十八話 死闘、開戦
アビスとタイガが辿りついた今回の戦場は、身を隠す遮蔽物が何もない
夜を模した満点の星が瞬く月下の砂漠だった。
437:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 22:00:24.38 ID:Nkr8DRMT0
「ぐあああああ!!」
六弾目。遂に巨大な砲弾がタイガの左腕を直撃した。
デストクローの爪の部分を掠めた砲弾はそのまま爆発し、籠手を粉砕した。
438:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 22:01:19.46 ID:Nkr8DRMT0
「くそっ。地の利は敵さんにあるって訳か」
「先輩。今手持ちのカードは何枚あるんですか?」
「サバイブを入れて3枚だ」
439:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 22:01:51.20 ID:Nkr8DRMT0
「まずい!先輩、さっきのあれは陽動作戦だ!」
咄嗟にその事実に気が付いたアビスはデッキからカードを引き抜き
隣に立つタイガのバイザーにそれをベントインしようと試みた。
440:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 22:02:46.71 ID:Nkr8DRMT0
「どこに行こうとしているんです?」
ギガホーンの砲口から放たれた緑色の一撃に意識を刈り取られてしまう。
タイガを超える鮮やかな奇襲を成功させたベルデは、バイオグリーザが
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