佐野満「えっ?強くてニューゲーム?」
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438:名無しNIPPER[sage]
2017/09/26(火) 22:01:19.46 ID:Nkr8DRMT0
「くそっ。地の利は敵さんにあるって訳か」

「先輩。今手持ちのカードは何枚あるんですか?」 

「サバイブを入れて3枚だ」

「3枚?なんでです?」

「嫌な予感がして、城戸にフリーズベントを渡した」

「あー...ナイス判断ですね...」

「佐野、このカードをお前に預ける。持っててくれ」

 突然、意味不明なことをし始めたタイガに面食らったアビスだったが、

「敵を欺くには味方からっていうだろ?」

「なるほど!じゃ、俺も先輩にこのカードを預けます!」

 互いの契約モンスターのアドベントのカードを交換した二人のライダーは

未だに姿を見せないゾルダに対する警戒を強め続けた。

 今頃、香川と真司はオーディンと交戦しているのだろう。

 二人ともオーディンを倒すと息巻きながらも、オーディンのスペックは

全ライダー中最高を誇っている。

 前準備無しに無策で戦えば、いかに瞬間記憶能力を持つ香川や残存する

ライダーの中でも特に高い実力を誇る真司であっても敗北は必至である。

 故に仲村創は、香川邸に突入する前の待機時間に真司へと自分の持つ

モンスターの動きを止めるフリーズベントを渡しておいたのだった。

 タイガもアビスもあずかり知らぬとは言え、今のゾルダは神崎士郎に

よって全ライダー中で最多のカードを持つライダーである。

 仮に満がリュウガと1対1で相対する事を選んでいれば、確実に真司か

仲村のどちらかはゾルダの圧倒的なカードの前に葬られていた。

 また、放置されたリュウガの存在も無視できない。

 更に最悪な事に、アビスもタイガもゾルダが18枚のアドベントカードと

ユナイトベントによる合体モンスターにより20枚以上のカードが使えると

ことを知らない。

 故に二人が勝利を収める為には、一度しか切れない切り札の切り所が

重要になる。 

 だが、それを許すほど限界まで強化されたゾルダは甘くない。 

 何の為にゾルダがアドベントカードでマグナギガを召喚し、初手から

地の利を生かした戦法を採用したのか?


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