29:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:09:06.59 ID:WOJJWRsc0
第三話 仮面ライダー
朝八時過ぎ、朝日が昇らない曇り空とは関係なく新しい一日が唐突に
始まりを告げる。
30:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:09:45.39 ID:WOJJWRsc0
工事現場
「ねぇ?一体何があったのかしら?」
31:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:10:11.82 ID:WOJJWRsc0
「何をしている!君!」
「離せよッ!俺は、ここで働いてるアルバイトなんだよッ!」
「なんだって?」
32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:10:42.33 ID:WOJJWRsc0
閉ざされたロッカーが音を立てて開く。
そこには...
「あっ...あ、ああ...」
33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:11:18.05 ID:WOJJWRsc0
取調室
「さぁ吐け!お前が犯人なんだろう?!」
「違う!俺は誰も殺してなんかいないんだ!」
34:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:11:51.38 ID:WOJJWRsc0
「勘弁してくれよ...俺が何をしたって言うんだよ」
「先輩、コイツが一番怪しいのに、凶器もなにも出てきません」
「探せ!草の根分けても探せ!」
35:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:12:17.33 ID:WOJJWRsc0
「お待たせしました。では、ここからは私が引き継ぎますので」
「おう、頼んだぞ。須藤」
須藤と呼ばれた二十代後半の若い刑事は、ニコニコと笑いながら
36:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:12:48.17 ID:WOJJWRsc0
「はっ、刑事さんのその沈黙が答えだよ」
「もし俺が警察署を出たら、その足で全部バラしてやるよ!」
「警察官達が未来ある若者に無実の罪を着せようとしたってなぁ!」
37:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:13:22.40 ID:WOJJWRsc0
「私は貴方が知っていることを知っている」
「しかし、貴方はそれを口にして証明することは不可能だ」
「なぜならこの事件の犯人は、複数のミラーモンスターだからだ」
38:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:13:49.68 ID:WOJJWRsc0
「帰って、いいのか?」
「ええ。勿論です。カードデッキもお返ししますし」
「警察が保管している貴方の私物もちゃんとお返しします」
39:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:14:18.64 ID:WOJJWRsc0
「須藤さん。俺、アンタのこと信じるよ」
「ありがとう。こんな俺に手を差し伸べてくれた恩は必ず返す」
「そうですか。では、これを」
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