36:名無しNIPPER[sage saga]
2017/04/24(月) 00:12:48.17 ID:WOJJWRsc0
「はっ、刑事さんのその沈黙が答えだよ」
「もし俺が警察署を出たら、その足で全部バラしてやるよ!」
「警察官達が未来ある若者に無実の罪を着せようとしたってなぁ!」
「分かりました...」
「はぁ〜?はぁ〜?何が分かったって言うんだよ」
気息奄奄と息巻く満を真っ直ぐに見据えた須藤は、自らの胸ポケットの
中からあるものを取り出したのだった。
それを見た瞬間、満の血の気は一斉に引いた。
「やっぱり...貴方も私と同じライダーでしたか...」
自分の持つものと色違いのカードデッキが目の前に突き出された。
「なんで、どうしてアンタが...それを持っているんですか?」
「私も選ばれたんですよ。あの男...神崎士郎にね...」
神崎士郎。
その名をまさかこんな取調室で聞くことになろうとは...
言葉を失った満を見た須藤は、今度は懐から満のカードデッキを取り、
無造作に机の上に置いたのだった。
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