192:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 01:42:08.67 ID:+wWQUoMO0
大井「そう気合いですよ。積めるだけ酸素魚雷を搭載して単機決戦です。それにしても甲標的と試製61cm六連装酸素魚雷の雨あられのあの様を、見せてあげたかったですね〜」
提督「え、うちにそんな装備今でもないよね」
193:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 01:43:55.26 ID:+wWQUoMO0
今日で終わりそうです。また更新します。
194:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 17:32:15.47 ID:ANVQ24Nk0
提督「なにそれ」
私は涙を拭うと思わず笑ってしまった。まるで私がバカみたいじゃないか。
195:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 17:33:41.37 ID:ANVQ24Nk0
提督「ごめんなさい...」
大井さんは私に近づくと私の太ももをリズムよく叩き。
196:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 17:40:18.18 ID:ANVQ24Nk0
大井「何笑ってるんですか?こっちは真剣なんですけど」
提督「ごめん、ほんとおもしろくって」
197:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 18:31:28.71 ID:ANVQ24Nk0
嘘はついてない。艦娘は鎮守府以外を知らないんだ。
いつかは深海棲艦との戦いは終わりを迎える。
198:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 18:37:51.53 ID:ANVQ24Nk0
そう言うと大井さんは私の頭を優しく撫でた。すごく心地いい。張り裂けるほど膨らんでいた私の心が、今ここで爆発し、露わになった部分を大井さんに撫でられているみたいだ。
受け入れられた、実り叶う。そのずんと重い幸福感が私を包み込む。
199:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:04:25.08 ID:ANVQ24Nk0
いつのまにか鳴きやんだひぐらしの声。おかげでこの部屋はしんとして、私と大井さんの少しだけ荒い息遣いだけが響く。
大井「提督、次は、私になにをしてくれるんですか?」
200:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:06:00.24 ID:ANVQ24Nk0
薬指の付け根を隠す銀色。私が執務室で珍しくうたた寝をしている大井さんからこっそり採寸して、注文した、指輪。結婚指輪。
それを大井さんはゆっくり目線より上に持っていくと、じっと見つめ、微笑んだ。そして口もとに運び指輪キスをした。
201:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:06:38.56 ID:ANVQ24Nk0
それにしても考えることは同じなんですね。大井さんはそう呟くと私を抱きしめる。私も大井さんを抱きしめ返すと、考えることが同じとは何か。そう思いつく。
提督「何が同じなの」
202:名無しNIPPER[sage saga]
2017/10/21(土) 20:35:00.09 ID:ANVQ24Nk0
提督「で、何これ」
私が手にしている通称艦隊新聞。鎮守府のあれこれを勝手に纏めた新聞雑誌だ。作成者は考えなくともわかるはず。その新聞の見出しに大きくこう書かれている。提督、結婚式までキスはしないと発表。
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