青葉「けしの花びら、さえずるひばり。」
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139: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/05/24(水) 04:06:17.76 ID:H6iAFqcy0

「知ってはいたが、目の当たりにするまで本当だと思わなかったよ。
…どうして艦娘になんてなった?」

「…憎たらしかったの…あなたを壊した、戦争そのものが。」
以下略 AAS



140: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/05/24(水) 04:08:14.75 ID:H6iAFqcy0
「……ああ、出来ない。
君の好きな『俺』はもう、あの時死んだんだ。
息を吹き返してたとしても、それは新しい『俺』さ。」

「……あの子、本当に良い子よ。幸せにしてあげて。」
以下略 AAS



141: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/05/24(水) 04:09:29.02 ID:H6iAFqcy0

この日が来るのを、待っていました。

今日は彼が帰って来る日です。
もう夜だけど、絶対出迎えてやるんだ!って今は待ち伏せしている所。
以下略 AAS



142: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/05/24(水) 04:10:44.50 ID:H6iAFqcy0
今回はここまで。


143: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/01(木) 05:55:03.91 ID:SzsIr5nJ0

こわい。こわい。こわい。

血の気が引いて、でも込み上げてくる感覚もあって。
頭がぐるぐる回って、汗が冷たい。
以下略 AAS



144: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/01(木) 05:56:22.82 ID:SzsIr5nJ0
あの浜に、青葉と司令官は立っていました。

彼は青葉の少し先にいて、いつもの微笑もありません。
ただ淡々と、曇り空の下を歩いていました。

以下略 AAS



145: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/01(木) 05:57:42.10 ID:SzsIr5nJ0

「あの、青葉は一体…。」

「急にうずくまって、意識も朦朧としてたんだよ。それで近くの俺の部屋に運んだんだ。
医務も呼んで診てもらったが…ストレスから来る急性のものだったようだね。」
以下略 AAS



146: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/01(木) 05:59:59.33 ID:SzsIr5nJ0

「……彼女は俺を振ったのを後悔していたが、それでもやり直す事は出来ない。
あまりにも、時間が経ち過ぎていたんだ…俺が俺を取り戻し出すには。」

「司令官…やっぱり、感情が欠けてしまっていたんですね。」
以下略 AAS



147: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/01(木) 06:01:32.19 ID:SzsIr5nJ0
「病人ほっとかないで下さいよ…隣で寝て下さい。」

「…簡単に、異性にそんな事言うものじゃない。『僕』が狼でないと言いきれるかい?」

「……あなたの一人称が『僕』の時は、仮面被る時です。青葉、さんざん見ちゃってますから。
以下略 AAS



148: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/01(木) 06:03:38.34 ID:SzsIr5nJ0

「俺はあの日以来、感情を失っていた。今でも完全にとは言えない。
今でも軍にいるのは、もう一度死線に巡り合う為でしかなかった……いや、正確にはそれ以外は感じられなかったんだ。
ここにいれば、いつかあの場所が見えるんじゃないかってね。

以下略 AAS



149: ◆FlW2v5zETA[saga]
2017/06/01(木) 06:04:14.92 ID:SzsIr5nJ0
今回はここまで。


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