84: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:09:32.99 ID:rlpAyYI4O
女「そんなことどうでもいいでしょ!? ほら、座んな。なんだったら膝枕するから横になりな! ほら!」
お嬢様「そ、そんな……わる――――ぃ」
85: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:14:08.23 ID:rlpAyYI4O
お嬢様「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
女「わかった。わかったからそんなに謝んなくていいから」
86: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:15:13.21 ID:rlpAyYI4O
その言葉にひとまずほっと息を吐き、なんであんなになるまで走ったのかを聞いた。
ひょっとしたらこの娘も先生のことを……という思いが鎌首をもたげたから。
87: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:17:00.33 ID:rlpAyYI4O
女「うーん」
問題だ。問題なのだろう。
88: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:18:27.44 ID:rlpAyYI4O
女「ほら、帰ろう。着替えておいで。ジャージ下校はダメなんだってさ」
お嬢様「え……はい」
89: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:21:12.66 ID:rlpAyYI4O
というわけで私はその車に乗っている。
乗って私の家に向かっている。
90: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:22:36.42 ID:rlpAyYI4O
思えば変な一日だ。
お姉ちゃんからもらったネックレスを撫でる。
91: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:23:30.59 ID:rlpAyYI4O
恵まれてる。
そうはいっても、この退屈な時間は如何ともし難い。
しいて言うなら、この時間――登校にかかる時間は恵まれていない。
92: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:25:34.16 ID:rlpAyYI4O
ギャル「あんた、昨日はすごかったねえ」
女「は、はあ……」
93: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:26:46.64 ID:rlpAyYI4O
ギャル「いやほんとやる気のある新入生が来てくれて嬉しい限りなのよ」
相変わらずの満員電車の中。
94: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:27:56.90 ID:rlpAyYI4O
にやにやと口元を歪めながら私を見つめるギャル。
そのある種不快な口元を再度言葉の形に変えた。
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