92: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:25:34.16 ID:rlpAyYI4O
ギャル「あんた、昨日はすごかったねえ」
女「は、はあ……」
突然何を言ってるんだこの女は。
そんな気持ちを隠そうともせずに、怪訝を目に浮かべて見つめると、ギャルは苦笑。
ギャル「ははっ、そういえば誰だかぼかしたままだったか」
そういうと胸ポケットからスマホを……それはもう大層ご立派な山頂の頂から、スマホを取り出すと、
すっすぃっと指先を遊ばせると、ほれと言いつつ画面を差し出した。
何のことだと訝しみつつも画面を覗いてみると、そこには、お姫様が映っていた。
昨日見た演劇部のお姫様だ。
背景は教室。後ろの黒板には、大成功だの満員御礼だのの文字が。
お姫様自身、笑顔を浮かべているのは達成感からか。
察するに演劇終了後のプライベートな写真。それを目の前のギャルは差し出した。
つまり、このギャルは演劇部の関係者……
ギャル「これ、あたし」
そういって指さしたのは写真の真ん中。にこやかな笑顔を浮かべているお姫様。
女「は? 嘘でしょ?」
嘘をついたら地獄に落ちるんだぞと言おうとして、目が留まった、一か所に。
女「ん……むう」
唸り見つめる。私の視線を一手に引き受けているそこ。
母性の象徴であり、トップ装甲。三つある女の武器の一つ。
BWHのB。ゆうにFは越えてるであろうマストに目が行った。
まず写真のなかのお姫様だ。
でかい。メロンに例えてもいいくらいだ。
次に目の前のギャル。
これまたでかい。メロンに例えてもいいくらいだ。
そこに気付いた後に顔を見ると、似ている。というか、同一人物だ。
女「まじか」
何故だか知らないが、したり顔をしているギャルに私ができたことは、そう呟くだけだった。
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