898: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:31:43.03 ID:kdA8uLchO
復活した下村がはじめに眼にしたのは、自身を見下ろしている戸崎だった。
思わず、「あ……」という声が洩れる。田中との戦闘に敗れたことを嫌でも思い知る。戸崎の表情から感情がまったく読み取れないのは、失望しているからだろうか……、
899: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:32:26.55 ID:kdA8uLchO
下村「くそっ」
下村ひとりの力では手錠を外すことは叶わなかった。
900: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:33:50.36 ID:kdA8uLchO
李奈緒美はあてもなく廊下を彷徨っていた。
田中の捕獲、佐藤の侵入、甲斐の逃亡、めまぐるしい事態の展開に惑わされ、そして銃撃戦が始まった。
901: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:35:16.79 ID:kdA8uLchO
暗闇を切り裂くように一発の銃弾が飛んできた。
田中の肩から血が飛び散り、つながれていた手が離された。
902: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:35:57.38 ID:kdA8uLchO
佐藤「いいよ!」
903: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:39:44.45 ID:kdA8uLchO
永井たちが社長室に進入する。三人がそれぞれ三方向をクリアリングし、佐藤の姿はないと確認する。
最初に気づいたのは、中野だった。
904: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:40:26.59 ID:kdA8uLchO
永井「だめだ、失敗だ」
905: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:41:16.77 ID:kdA8uLchO
『永井君』
906: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:41:52.85 ID:kdA8uLchO
907: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:43:01.60 ID:kdA8uLchO
『一回経験すれば踏ん切りがつくんじゃあないかな?』
『“断頭”という枷を越え、もっと自由な発想で戦えるようになるはずだ』
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