902: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:35:57.38 ID:kdA8uLchO
佐藤「いいよ!」
佐藤はにっこり笑って田中に従った。
佐藤「じゃあ、作戦終了ってことで。ここで解散!」
佐藤は身を翻し、廊下を引き返していく。田中と李はまだ事態の推移をのみ込めず、佐藤の背中を見送るがままだった。
佐藤が思い出したように立ち止まり、振り返って田中に言った。
佐藤「私はもう少し、永井君にちょっかい出してくるから」
佐藤はそれだけ言い残して闇の奥へ消えて行った。
田中はしばらくのあいだ、佐藤が残した余韻の意図を掴みとろうとするかのようにじっと暗闇に眼を凝らしていた。
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