851: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:08:34.16 ID:SzhTzFDuO
佐藤「きみら、警備の人間じゃないな!」
佐藤は喜ばしさを口にしながらリボルバーを口に咥え、自殺した。笑い声が銃声で途切れた。
852: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:09:21.01 ID:SzhTzFDuO
田中「女だからって容赦はしねえ。てめえは特にだ」
踊り場に突っ立ったまま、独白するような調子で田中がつぶやいた。
853: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:10:06.05 ID:SzhTzFDuO
下村「あなただって正しいと思ってこんなことしてるわけじゃないでしょ?」
田中「あぁ!?」
854: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:11:40.47 ID:SzhTzFDuO
平沢が通路に備え付けられている消火器を取り出し、床を滑らす。若い黒服が膝で受け止めたのを見ると、平沢は言った。
855: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:13:24.47 ID:SzhTzFDuO
通路の陰から銃火の閃きを見えた。黒服は意図の掴めない銃撃に疑問を持ちつつ、視線を固定していると、銃声が止んだ。
佐藤がリボルバーを乱射しながら飛び出してきた。佐藤から見て右側、年嵩の黒服がいる角に向かって集中的に発砲を続け、前進する。
856: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:14:34.28 ID:SzhTzFDuO
佐藤が若い黒服を二連射した。銃弾は右耳の下にあたり、イヤホンのランヤードを切断、そのまま首を貫通した。若い黒服が頭を下げたため、二発目は壁に埋まった。沈み込む黒服から銃口を移し、佐藤は通路の右に位置する年嵩の黒服に向かって二発撃った。身体を下げていたため、弾はあたらなかった。
最後の一発が年嵩の黒服の額に穴を開ける直前、佐藤の首に麻酔ダートが刺さった。平沢が回り込んできたことを確認した佐藤は、通路を横切るように跳躍し、リセット。ふたたび佐藤の姿が隠れる。
857: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:16:56.57 ID:SzhTzFDuO
黒服1「お先」
年嵩の黒服は黙って頷いた。
858: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:18:04.95 ID:SzhTzFDuO
『一名死亡』
耳のイヤホンから黒服の報告が聞こえる。永井は十二階と十三階のあいだの踊り場いて、階段に転がっている警官の死体を眺めていた。階段を駆け上ってきたためか呼吸は荒く、頭の横にあげた両手が呼吸に従って上下している。
859: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:19:52.06 ID:SzhTzFDuO
両腕をだらんと床におろし、田中がうなだれている。踊り場のIBMも田中と同様に床に尻をついて、突然いなくなった飼い主を探す忠犬のように虚空に顔を上げじっとしていた。
下村は麻酔銃を捨て、右脇のホルスターからH&K USPを引き抜いた。右手で拳銃を持つのは痛みのせいもあり、かなり苦労した。
860: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:20:55.69 ID:SzhTzFDuO
下村は即座に自身のIBMに命令した。
三角頭のIBMが踊り場に向かって降りかかってくる。頭部めがけて突き出された拳は、田中のIBMが頭を右に振ったことによって壁を強く打つだけにおわった。続けざまに左の拳が繰り出される。壁に張り付いて下村の動きを封じていた田中のIBMは、唯一可能な反撃に打って出る。思いっきり頭を仰け反らせる。田中のIBMの後頭部が三角形をした下村のIBMの頂点に触れたかと思うと、二つの頭部の境界線が混じり合い、黒い塊が溶け合った。
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