853: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:10:06.05 ID:SzhTzFDuO
下村「あなただって正しいと思ってこんなことしてるわけじゃないでしょ?」
田中「あぁ!?」
田中のIBMが発現される。怒りに身を任せた突進。下村もIBMを発現、闇雲だが激しい攻撃をなんとか凌ぐ。田中のIBMが背後に回り込もうと壁に向かって跳んだ。下村のIBMがその動きを追いかけ、左脚を軸に身体を反転させる。
IBM(下村)『あ』
下村の視界から三角形の頭部が消える。IBMは足を踏み外し、転んでいた。下村と田中の視線がふたたびぶつかる。田中は麻酔銃を持ち上げようとしていた。
下村は即座に飛び退いた。麻酔ダートが壁に突き刺さる。両脚で着地し、顔を上げる。田中のIBMが逃げ道を塞ぐようにドアの前から下村を睨んでいる。壁を踏んでいた右脚を強く蹴り、IBMは下村に向かって飛び出した。
下村「……来いよ!」
下村は左肩を前に出した姿勢を取り、開いた左手を前に、握られた右手を胸の前に構える。IBMの爪が振り下ろされる。攻撃の呼吸に合わせ、下村は身体を後退させる。下村の左手を切り落とされ、指の付け根から落下していく。爪はそのまま下村の腕に進み、コピー紙が裂かれるみたいに前腕の半ばあたりまで入り込んだ。下村は激痛に眼を細めながら、手を切断した左側の爪が肘にひっかかり勢いが止まったのを見た。爪が引っかかったままの左腕を引き、右肩をIBMの前に入れる。IBMの伸びた左腕の肘を掴み、足が床から離れた瞬間に身体を捻った。
IBM(田中)『お!?』
IBMの上下が反転し、反対側の壁に投げ飛ばされる。下村は体重移動を行い、踊り場から階段の下に身体を出した。途中、麻酔銃をホルスターから抜き、下に向ける。ダートを装填していた田中と眼が合う。焦りを浮かべた表情。下村が麻酔銃を撃ち、ダートが田中の胸に突き刺さる。
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