854: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:11:40.47 ID:SzhTzFDuO
平沢が通路に備え付けられている消火器を取り出し、床を滑らす。若い黒服が膝で受け止めたのを見ると、平沢は言った。
平沢「やつがIBMを発現させたらそれで煙幕を張り、消滅までやり過ごせ」
スマートフォンのカメラで床を滑る消化器を見た佐藤がつぶやく。
佐藤「消化器? 何に使うんだろう……幽霊対策かな?」
疑問を解消した直後、年嵩の黒服がスマートフォンを狙撃した。佐藤は気にかけず、顔を出さないように角に頭を寄せながら、暗闇に向かって呼びかけた。
佐藤「大丈夫! 幽霊をこんなタイミングじゃ使わないよ」
佐藤は身体をもとに位置に戻し、腰に巻いた工具ベルトを探った。ダクトテープを取り出す。
佐藤「面白みがないじゃない。せっかく不死身なんだから」
テープを剥がしながら、佐藤は黒服たちの戦略を推察する。
佐藤の動向を見張りながら、平沢がハンドサインで仲間に指示を出す。平沢と真鍋が通路を回り込み佐藤を背後から襲撃、挟撃を目論む。年嵩の黒服が了解のサインを返し、平沢と真鍋が移動を開始する。残った黒服二人が左右の角から佐藤を見張る。
佐藤「彼らの装備から見て、SATの時と同じ無力化の方法かな? だったら……」
壁から張り出した細い柱を掴み、テープで固定した佐藤は高橋のAKMを持ち上げ、銃口を右手首に押し付けた。
佐藤「これで壁から誘い出そう」
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