新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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406: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/13(日) 00:11:03.06 ID:P+sjA4XXO

永井「僕たちはラウンジで待ってますから……」


と永井が言ったとき、愛梨の胸元のボタンが弾け飛んだ。
以下略 AAS



407: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/13(日) 00:13:11.43 ID:P+sjA4XXO

アナスタシア「いったい!」


ロケットみたいに跳び上がりながら、蹴りつけられた右足をアナスタシアは赤くなった脛を両手でばっと押さえた。あまりにすばやく足を上げたので、アナスタシアはバランスを崩し、右目を押さえている永井のいる方に倒れてしまう。ふたりして後方に倒れこむと永井の背中がドアにぶつかり、鍵のかかってないドアは二人分の体重と衝撃で勢いよく開いた。
以下略 AAS



408: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/13(日) 00:18:19.30 ID:P+sjA4XXO
>>407 訂正


アナスタシア「いったい!」

以下略 AAS



409: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/13(日) 00:20:07.60 ID:P+sjA4XXO

衣装係が戻ってくると、そこには混沌としかいいようのない状況が広がっていた。

右目を押さえた永井は壁に手をつきながら冬のナマズのように動かず黙りこくっているし、アナスタシアは涙目で脛を押さえながらうーうー呻きながら廊下を転がっているし、バニーガールの衣装を着た愛梨は破けた胸元を隠しながらどうしたらいいかわからず廊下でおろおろしている。なにがあったらこんなことになるのか、衣装係はぜんぜん理解できず、ぽかんとしたまま口を開けていた。

以下略 AAS



410: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/13(日) 00:24:53.29 ID:P+sjA4XXO
今日はここまで。本編の続きは資料とか読んでて、なんとか構成が見えてきた感じです。

また本編に苦戦したら番外編を書くかもしれません。次に書くとしたら、永井とありすかなとぼんやり考えてます。いまのところ確実に言えるのは、永井はデレないということくらいです。



411: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 19:46:37.69 ID:Tw0BKg/zO
−−水曜日 午前九時五十八分。


 水曜日。決行の日。田中は椅子に浅く腰掛け、型落ちした薄型テレビの黒い画面を見つめていた。

以下略 AAS



412: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 19:48:26.18 ID:Tw0BKg/zO
−−午前十時五十六分。


 スクリーンのような横幅の広いガラス窓から差し込んでくる光線は壁に斜めの線を走らせ、三角錐を横倒しにしたような明るい領域を社長室のデスクのあたりに作っていた。

以下略 AAS



413: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 19:56:14.17 ID:4fkctst+O
グラント製薬社長「もし、IBMなんてものが実在するとして、何ができるというんだ」


 社長室から見下ろす視界に映っているのは、盾を装備した機動隊がグラント製薬の本社ビルをまるで城壁のようにぐるりと囲んでいる光景だった。機動隊のほかに百五十名近くの警察官が本社ビル周辺の警戒にあたり、不審車両のチェックのため交通規制を敷いている。そのため、グラント製薬の周囲の道路には車が延々と連なり、遅々として進まなくなっていた。

以下略 AAS



414: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 19:58:24.06 ID:4fkctst+O
−−午前十一時三十九分。


 軋んだ音が上方から聞こえてきて、中野は上を見上げた。はじめはまるで卵にひびが入ったかのように光が線となって暗闇を切り裂いたかと思うと、光は徐々に細長い長方形になり、最後に白く輝くひとつの面となった。薄暗く死ぬほど蒸し暑いコンテナのなかに、二十四時間ぶりに陽の光が差し込んできた。

以下略 AAS



415: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 20:00:06.77 ID:4fkctst+O
undefined


416: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 20:01:29.44 ID:4fkctst+O

永井「一九九四年、ルワンダで八十万人が虐殺されたとき、国際社会は虐殺が進行中と知っていて何もしなかった。虐殺は以前から計画されたもので、それが始まる三ヶ月前にPKO司令官が阻止するために軍事介入を提案したが国連は却下した。資源の乏しいアフリカの小国家の紛争に干渉しても何も得がないからだ」

永井「日本も例外じゃない。当時の国連難民高等弁務官は日本人だった。だがその弁務官が政府に対してできたことといえば、自衛隊を当時のザイールにあった難民キャンプへ派遣するよう要請することぐらいだった。そのキャンプには虐殺の加害者もいたが、加害者と被害者を区別ができないまま支援活動を続けるしかなかった」

以下略 AAS



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