408: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/13(日) 00:18:19.30 ID:P+sjA4XXO
>>407 訂正
アナスタシア「いったい!」
アナスタシアはロケットみたいに跳び上がりながら、蹴りつけられた右足の赤くなった脛を両手でばっと押さえた。あまりにすばやく足を上げたので、アナスタシアはバランスを崩し、右目を押さえている永井のいる方に倒れてしまう。ふたりして後方に倒れこむと永井の背中がドアにぶつかり、鍵のかかってないドアは二人分の体重と衝撃によって勢いよく開いた。永井とアナスタシアはふたりして廊下に倒れこんだ。
アナスタシアは倒れた拍子に脛を押さえていた両手を思いっきり投げ出していた。それは永井も同様で、アナスタシアの後頭部ががら空きの目にぶつかり、永井の右目にまた衝撃が届いた。
開いたドアは壁にぶつかると、勢いはそのままで跳ね返り、永井の身体に上向いて重なっているアナスタシアの赤く腫れた脛めがけて、ドアの角がまるで引き寄せられるみたいに戻ってきた。
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