184:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 01:41:41.66 ID:NG5ps7hHO
果てなく続くかに思える地下迷路。
この先にある目的地とは一体何処なのか、二人はそれを知らない。
185:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 01:54:32.53 ID:NG5ps7hHO
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(一体何が…)
186:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 01:55:23.44 ID:NG5ps7hHO
(お婆さんまで……)
この病室にいたのは、もうじき退院予定の老婆だったことを思い出す。
187:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 01:56:41.20 ID:NG5ps7hHO
『あなたの患者になれて良かったわ』
『きっとこれからは、先生のような女性がどんどん増えていくのでしょうね』
188:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 01:58:15.76 ID:NG5ps7hHO
もうすぐ。
本当にもうすぐだった。
189:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:00:21.11 ID:NG5ps7hHO
(惨い、惨すぎる……)
遺体は寝たままの状態だ。きっと何の抵抗も出来ないまま殺されたのだ。
190:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:02:31.90 ID:NG5ps7hHO
「雌の肉 柔らかい」
その言葉を聞いた瞬間、散乱した四肢に右腕がないことを思い出した。
191:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:05:30.10 ID:NG5ps7hHO
獲物を前にぎらつく瞳。
ぞろりと並ぶ黄ばんだ歯は、鑢で研いだように尖っている。
192:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:10:46.81 ID:NG5ps7hHO
(これでも死なないというのか)
(とうに元素供給量の限界を超えているのに…)
193:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 02:12:44.38 ID:NG5ps7hHO
「消えろ。跡形もなく、消えてしまえ」
それでも稲妻は止まない。
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