58:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:28:40.41 ID:G2Nxxmny0
「あ、プロデューサーやっと来た」
「おうすまん、会議が長引いちまってな」
プロデューサーがルームに入ると、いつも通りソファに座ってゲームしている杏と紗南が出迎えた。
59:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:29:31.87 ID:G2Nxxmny0
プロデューサーが声をかけると、扉がカチャリと開き、また一人の少女が入ってきた。
長いエクステをさらりと揺らし、プロデューサーの横につく。
「今日から新しくウチのルームメンバーになる、にの」
60:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:30:24.67 ID:G2Nxxmny0
――――――――――――…
「お待たせしましたーっ、アイスカフェオレ2つと、オレンジジュースですね!」
御白プロの一階に併設されたカフェ。
61:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:31:42.63 ID:G2Nxxmny0
「まずこのガシャットだが、とある人物から貰い受けた。
キミたちにガシャットを渡したのもおそらく同じだろうね…」
「その人物は誰なんです」
62:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:32:41.95 ID:G2Nxxmny0
―――…
「…飛鳥さんも、変身できたなんて」
「さっきからそう言ってたじゃないですか…けど、なんで菜々さんが」
63:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:35:22.02 ID:G2Nxxmny0
「無理はしないでください…すぐよくなりますから」
ありすは優しく言ってから、顔を上げて飛鳥の方を見やった。
対峙するバグスター粒子はすでに人らしき形を形成していた。
64:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:37:07.21 ID:G2Nxxmny0
「おおおオオオオオのレエエエエエ!!」
その腕がミシミシと音を立てて肥大化した。
「おっと」
65:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:37:47.28 ID:G2Nxxmny0
「終わったみたい」
カウンターから様子を伺っていた紗南が、その様子を見て言った。
「菜々さん、体の調子は」
66:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:38:35.23 ID:G2Nxxmny0
「…そんな存在に、私たちだけで立ち向かえるんでしょうか」
ありすは今になって不安が込み上げてきたようだった。
「…大丈夫だって!アタシは最強のゲーマーアイドル、三好紗南!絶対ノーミスクリアしてみせるよ!」
67:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:41:54.10 ID:G2Nxxmny0
お待たせして申し訳ありません。第三話、投下完了です。
今回は前回のラストに意味深に登場した飛鳥回。
いわゆる先輩枠かつ"知っている"枠です。解説役がいないと物語は回しにくいですからねー
68:名無しNIPPER
2016/12/09(金) 19:49:39.87 ID:G2Nxxmny0
おまけ:ガシャット&専用武器解説。
「デビルズクライ」
・悪魔に支配された世界で、ハイスピード&スタイリッシュに悪魔を狩り人間の開放を目指すスタイリッシュアクション。
・元ネタは「デビルメイクライ」4を友人宅でやらせてもらったことがあるんですが、スタイリッシュに戦うのはとてもじゃないが無理でした。
・飛鳥の性格的には「プロトタイプ」の方が良かった気もしますが、こっちはやった事がなかったのと知名度もDMCやベヨネッタに比べるとどうしても落ちるのでこうなりました。
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