提督「…さぁ出撃してこい!」 曙「黙れクソ提督」
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671: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:18:07.35 ID:YYdFGxTY0
青いケータイが鳴る。
前までは鳴ることが楽しみで仕方なかったケータイ。
大好きなあの人の声を耳元で聞けたケータイ。
大好きだったケータイ。
672: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:18:55.83 ID:YYdFGxTY0
五月雨「…皆さん、連戦お疲れ様でした。しばらくゆっくり休んでください…とのことです」
川内「…ッそっかぁ…」
夕立「…ッ残念っぽい…」
673: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:19:57.70 ID:YYdFGxTY0
ー食堂ー
天龍「ッ今こそ反旗を翻す時だ」
674: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:20:43.59 ID:YYdFGxTY0
ー波止場ー
あてもなく歩き続けた私は、気づいたらこの場所にいた。
視線の先には青い海。
白いしけがウサギのように跳ね、どこまでも、遠く、遠くへ広がっている。
675: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:21:19.93 ID:YYdFGxTY0
五月雨「ッ!!??」
突然のことに驚く私を、誰かが抱きしめる。
息苦しいほど強く抱きしめられながら、混乱する私の耳元に、誰かが囁いた。
676: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:21:57.10 ID:YYdFGxTY0
五月雨「…」
曙「泣いてもいいから。辛っかたら私達を頼ればいいから。…もう1人で抱え込まないで…」
あぁ。
677: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:22:29.49 ID:YYdFGxTY0
ー ふと目が醒める。
雷「…ふぅ。やれやれ。…世話がやけるわね…」
678: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:23:01.14 ID:YYdFGxTY0
…耳をすませば遠くから加賀さんと瑞鶴さんが言い合う声や、どこかで激しい喧嘩でも起きてるのか、爆発音も聞こえてくる。
…よかった。『いつもの』クソ鎮守府だ。
679: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:23:37.47 ID:YYdFGxTY0
ー 司令室 ー
加賀「…このマヌケな五航戦を艦隊から外してください。…足手まとい以下です。気が散ります」
680: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:24:09.12 ID:YYdFGxTY0
長門「私だ」
生つばを飲み込んだ私の隣に立つ長門さんが、一歩前に進みでた。
681: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:24:44.98 ID:YYdFGxTY0
ー 司令室 ー
提督「…」
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