提督「…さぁ出撃してこい!」 曙「黙れクソ提督」
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679: ◆VENk5mkP7Y[sagesaga]
2018/01/05(金) 02:23:37.47 ID:YYdFGxTY0

ー 司令室 ー

加賀「…このマヌケな五航戦を艦隊から外してください。…足手まとい以下です。気が散ります」

瑞鶴「はぁあ??!それはあんたが勝手に対抗意識燃やしてるからでしょう!!?」

加賀「あなたがでしゃばらなければ、大破撤退なんて結果にはなりませんでした」

瑞鶴「私が前に出なかったら今頃みんな海の藻屑よ!!」

小さな言い争いから始まった二人の喧嘩はどんどんヒートアップして行く。
今までの優しい提督の前なら私も黙って聞き流していただろうが、今度の提督はそうはいかない。

山城「…あ、あの…ふ、二人とも…」

目の前に座る最近着任した新しい提督は机を指で叩きながら、メンドくさそうな、うっとうしいものを見るような…。…いや、まるで不良品の道具を見るような目つきで私たちの方を見てくる。

瑞鶴「ーあなたのせいでー!」

加賀「ー誰のせいですって?ー」

提督「ーで?」

氷のように冷たい低い声に、あれだけ熱くなっていた2人が一瞬にして黙り込む。

提督は一枚の紙を指差しながら、なお冷たい声で言い放った。

提督「俺はお前らの中のどの不良品を解体すればいいんだ??」

皆、おし黙る。

提督「いいかよく聞け。今まではどうだったか知らないが、今は違う。ここは俺様の城で、お前たちは俺様の駒だ。よって、俺の出世の足を引っ張る出来そこないは容赦なく切り捨てるし、くだらぬ喧嘩する馬鹿どもも容赦なく解体する」

提督「…もう一度聞くぞ?…誰が今回の戦犯だ?」

不自然に手が震える。
怖い人だ。
恐ろしい人。
誰もが目線をそらし、肩をふるわしたその時




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