モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:27:10.53 ID:nZ3oq+wSo
いやだいやだ。うるさくしないで。そっとしておいて。
あたしはもう何も食べたくない。肉も野菜も魚も人間も、もう沢山。
「誰か……助けて」
以下略
AAS
320
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:27:41.15 ID:nZ3oq+wSo
***
以下略
AAS
321
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:28:12.80 ID:nZ3oq+wSo
そもそも4人で同時にウルティマに攻撃すれば、このような劣勢にはならなかったかもしれないと奈緒の脳裏によぎる。
実際、いつものように4人で協力していれば確かにウルティマは強敵であるもののここまでの苦戦は強いられなかったはずだ。
だが所詮は過ぎたことだ。今この場でウルティマに相対しているのは奈緒だけである。
以下略
AAS
322
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:28:49.07 ID:nZ3oq+wSo
「夏樹!?無事なのか?」
『まぁ……完全に無事とはいいがたいけど、アタシは十分に健在さ。
以下略
AAS
323
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:29:20.83 ID:nZ3oq+wSo
『とはいっても、これ以上はサポートする程度しかできないから、奈緒には負担をかけることになっちまうな』
「それくらい、問題ないって。というかそれよりも、きらりと李衣菜を何とかできないか?」
以下略
AAS
324
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:30:17.39 ID:nZ3oq+wSo
だがその前に二人を襲ったのは全身に走る悪寒だ。
背筋に氷柱を入れられたかのように走る感覚は、危機感による警鐘である。
それは周囲から大量の視線が自分一人に向けられているような、群れを成した獣の群れの標的にさせられているかのような全身を貫く視線。
そしてそれは紛れもなく現実であり、ウルティマから伸びる黒い影は間違いなくこちらを見ていたのだ。
以下略
AAS
325
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:30:43.66 ID:nZ3oq+wSo
「ほんとに、なんでこんな!……きらり!」
夏樹が深淵を覗いている一方で、奈緒は全身に泥の装甲を身にまとう。
その姿はウルティマが初めにしていた黒い泥を纏った獣の形態と似たものであり、周囲に禍々しさを放っていた。
以下略
AAS
326
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:31:20.49 ID:nZ3oq+wSo
きらりを標的として向かっている蛇頭は前方のあらゆる方向から食らいつくさんと迫りくる。
奈緒だけならばどうとでもなるが、後ろにきらりがいるとなれば話は別。放射状に迫ってくる蛇頭の一本でも後ろにいるきらりの元へと届かせるわけにはいかなかった。
多様な軌道を描いてくる攻撃には、今の奈緒ではあまりにも手数が足りない。
以下略
AAS
327
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:32:03.51 ID:nZ3oq+wSo
異形化した泥は奈緒の雄たけびさえも正しく反響させず獣のようになって伝わっていく。
新たに増やした腕は、今も休むことなく動き続け依然迫りくる蛇頭を一切余すことなく切り伏せていた。
『そうだ、あたしがみんなに救われた』
以下略
AAS
328
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:32:31.34 ID:nZ3oq+wSo
そして前方、未だ空腹を喘ぎ狂気に落ちたままのウルティマ・イーターと称される少女を見て小さく問うのだ。
『だってお前、そこは暗いだろ?』
以下略
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