モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/10/18(火) 02:29:20.83 ID:nZ3oq+wSo
『とはいっても、これ以上はサポートする程度しかできないから、奈緒には負担をかけることになっちまうな』
「それくらい、問題ないって。というかそれよりも、きらりと李衣菜を何とかできないか?」
いつまでもお喋りをしていられるほど敵も甘くはない。奈緒は再び迫りくる蛇頭を両手の爪で切り裂きながら夏樹に頼む。
未だ標的は奈緒に絞られているが、いつその矛先が倒れ伏すきらりと李衣菜に向くかわからない。
李衣菜は比較的頑丈なので態勢さえ整えれば十分に戦線復帰は可能だろうが、巨腕に好きにされたきらりのダメージはより深刻であろう。
このままロビー内に放置しておくのは良くないことは明らかであった。
だからこそ夏樹のワープホールならば二人をこの場から離脱させることは容易であろうと奈緒は提案したのだ。
『わかった!それくらいはできるさ』
夏樹が答えた瞬間、李衣菜の足元に黒い穴が開く。
夏樹は天井付近に待機させている一つのアイユニットで李衣菜の位置を把握しており、ワープホールの中に李衣菜が落ちていくのを確認する。
『オッケー!だりーは回収した。次はきらりだ』
当然きらりの位置も把握しており、夏樹はきらりをこの場から離脱させるべく再びワープホールを生成しようとする。
「ッ!?」
『これは!?」
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