モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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297: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:13:14.52 ID:nZ3oq+wSo

 そして李衣菜の放電は自らが活動するためのエネルギーを放出するというある種の自滅技であるが、この際四の五のは言ってられない。
 李衣菜から放出された電流は食いついた蛇の顎を伝い、狙い通りにそれらを使役する『主』の元へと届く。

『ア、アアアアアアアアァァァァ!!!』
以下略 AAS



298: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:13:59.09 ID:nZ3oq+wSo

『オナカ……スイタノヨ。

コンナニ、クルシクテ……コンナニ、カナシクテ……キタナイ、アタシヲ、ミナイデ。

以下略 AAS



299: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:14:46.07 ID:nZ3oq+wSo

 その髪の毛の片房の先は、巨大な腕となっている。

「ご、ごめんねぇ……みんな」

以下略 AAS



300: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:15:18.35 ID:nZ3oq+wSo


***


以下略 AAS



301: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:15:49.82 ID:nZ3oq+wSo

「……本当に、なんて失態……っ」

 APは今頃駆けつけて、自らの本拠地に入って行く自らに嫌気がさす。
 本来ならば守れねばならない人の近くにはおらず、こうして既に事が起こった後にのこのことと表る自分が腹立たしいのだ。
以下略 AAS



302: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:16:22.45 ID:nZ3oq+wSo

 APが乗ってきたバイクのサイドカーから降りてその後をついていくのは、キョンシー型エクスマキナ、キン。
 そして本部入り口に入る直前にその形はばらけ、変形してAPに装備される。
 その能力である脚力を生かして、上から入る方が手っ取り早いが、結界が邪魔をしてその手段はとることはできない。
 故に、APの目先の目標はこの結界を解除することを念頭に置いていた。
以下略 AAS



303: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:16:54.69 ID:nZ3oq+wSo

「……多分、この階に」

 ――この結界の主がいる。
 そう考えたAPは5階の階段踊り場に着地し、そのまま能力によるフロート移動で足音を立てないように本部5階へと入った。
以下略 AAS



304: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:17:33.44 ID:nZ3oq+wSo

 物陰から様子をうかがっていたAPは手持ちの武器のセーフティをすべて解除していた。
 あの明らかに戦闘向きではない少女の姿からAPはおそらくあの少女こそがこの結界の主であると推理する。
 ならば防御力は十分であり、生半可な火力など意味を持たない。
 故に初撃から高火力を出し惜しみする必要も何もないのだ。
以下略 AAS



305: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:18:01.49 ID:nZ3oq+wSo

『不意打ちとは卑怯千万、相手は騎士道の誇りも持ち合わせていないようですぞ。姫』

 だが爆音の中に響く異物の声と、弾丸を縫うように正面から躍り出た影をAPは視界に捉える。
 すぐさま片腕を鉤爪に切り替え、接近してくる影への迎撃態勢を整えた。
以下略 AAS



306: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:18:49.50 ID:nZ3oq+wSo

 APは距離を取ったことによってその影の全容を知る。
 2メートル近くあろうその『甲冑』は独特の意匠の物であり、創作上の騎士を思わせる風貌である。
 その手には『刃』のない西洋剣が握られており、刃などなくともその重さのみで人を圧殺できるだけの重圧がある。

以下略 AAS



307: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:19:17.58 ID:nZ3oq+wSo

 APの舌打ちの理由、それはことごとく予想が裏目に出て、なおかつ最悪の方面へと舵を切っていることである。
 そもそもAPの第一目的は結界の排除、およびその術者の排除である。
 結界などの力はそもそもが空間に作用するものであり、規模に比例して力を消耗する。
 当然維持するための集中力も相当なものになり、その間無防備になる結界能力者を護衛する者もいるだろうと踏んでいた。
以下略 AAS



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