モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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304: ◆EBFgUqOyPQ[saga sage]
2016/10/18(火) 02:17:33.44 ID:nZ3oq+wSo

 物陰から様子をうかがっていたAPは手持ちの武器のセーフティをすべて解除していた。
 あの明らかに戦闘向きではない少女の姿からAPはおそらくあの少女こそがこの結界の主であると推理する。
 ならば防御力は十分であり、生半可な火力など意味を持たない。
 故に初撃から高火力を出し惜しみする必要も何もないのだ。

「……消毒(ファイア)」

 物陰から躍り出たAPはその両腕を直線方向先の少女へとむける。
 その袖の中から覗くのはグレネードランチャーの砲身。
 その量筒の中から打ち出された、火力の詰まった砲弾は一直線に少女へと向かっていく。

「……え?」

 少女が自身に飛来する物体に気付いた時点で、それらは既に眼前である。
 当然少女は何のアクションも起こせぬまま、グレネード弾は着弾し爆音と業火がうねりを上げる。

「……続けていく。キン」

『アイアイ!』

 両腕の砲身が切り替わる。
 次に覗かせるのはアサルトライフル。
 間髪入れずに鉛弾を爆炎の中に叩き込んでいく。



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