モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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24
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:15:37.67 ID:glNSs2qCo
その離れていく背は、向かい風によってさらに遠い。
このベンチから動く気はないというのに、自然とアーニャは追いたくなる。
その背中に憧れてなどいなかった。だが、追いつきたくなるような、そんな気分。
以下略
AAS
25
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:16:23.97 ID:glNSs2qCo
所は戻り、プロダクション。
周子は、表情こそいつもの気の抜けたような表情だが、明らかに焦りが見えていた。
以下略
AAS
26
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:17:16.92 ID:glNSs2qCo
初代色欲の悪魔アスモダイである沙理奈は、その見た目以上に遥か昔から存在している。
故に、他の二竜である『バハムート』と『リヴァイアサン』についてはある程度知っているし、『覚えている』ものもある。
だからこその謎なのだ。もっとも新しいはずの『ウロボロス』は見たことはおろか、出現したことすら知らない。
以下略
AAS
27
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:18:05.16 ID:glNSs2qCo
「まぁそれでもループを脱出するにアタシが協力し始めてから数百ループはかかったけど。
そのかいあって、『ウロボロス』は封印されて世界は解放されたってわけ。
以下略
AAS
28
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:18:49.90 ID:glNSs2qCo
「それでも、まだ力は弱い。向こうもこっちに対応できる力はないし、こっちとしてもあのウロボロスを倒す算段はないからさ、これは膠着だよ。
まいったねー」
以下略
AAS
29
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:19:40.97 ID:glNSs2qCo
今回は、港の時とは違う。
港の時のアーニャの暴走は、器から力が溢れているような感じであり、それをその器に抑え込むような感覚であった。
だが先ほどのアーニャからは、抑え込むべきその『器』のようなものを感じ取ることはできなかった。
以下略
AAS
30
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:29:51.70 ID:glNSs2qCo
「龍脈封印で、『うろぼろす』を封じられる。
……いや、『うろぼろす』が龍脈だからこそ、封じることができる?」
以下略
AAS
31
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:30:24.36 ID:glNSs2qCo
目的地は定まった。
あのアナスタシアの移動速度が幾ほどかはわからないが、周子による妖怪の脚力ならば1時間もかからずにたどり着くことができるだろう。
今から追いかけたところで十分に間に合う。
以下略
AAS
32
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:30:58.93 ID:glNSs2qCo
「おっけ、ありがと沙理奈さん。
じゃあ……ちゃちゃっと終わらせよっか。紗枝ちゃん」
以下略
AAS
33
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:31:40.57 ID:glNSs2qCo
「え、えーっとな。その……」
いざ言葉にしようとすると、うまく形にできない。
何となく、漠然とした不安感は、予感となって喉元まで出かかっている。
以下略
AAS
34
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 19:32:12.36 ID:glNSs2qCo
「だから、今度会ったら、ちゃんと聞かなきゃ……。
アーニャのことを、どうしてあんなことをしたのかを、聞かなくちゃ。
以下略
AAS
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