モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part13
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◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:11:04.43 ID:glNSs2qCo
それでも、隊長は表情一つ変えない。
本来ならば、許容できない矛盾によって世界から抹消されてもおかしくないほどの越権行為をしているのにもかかわらず、すべてを無視して。
無視して、無視して、無視して、押し通す。
以下略
AAS
20
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:11:57.63 ID:glNSs2qCo
たとえ自らや操る物体に対しての重力や摩擦を無視することはできても、地上に存在する物理法則がなくなるわけではない。
そもそも『ルール』そのものである『ウロボロス』に相対することが『外法者』における重大なルール違反である。
すでにその負荷は限界を超越している。
以下略
AAS
21
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:12:36.95 ID:glNSs2qCo
「俺は、『ウロボロス』を追う。
このまま放置すれば、世界が滅ぶと言ってもお前はここで呆け続けるか?
以下略
AAS
22
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:13:42.04 ID:glNSs2qCo
「……どうせ、私には何もできません。
隊長、あなたは言いました。選択だと。自分がしたいようにしろと。
以下略
AAS
23
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:15:01.36 ID:glNSs2qCo
願わくば、このまま悲劇で終わらないでほしい。
自らは観測者だ。舞台上の演者でもなければ、筋書をなぞる語り部でもない。
観客だからこそ、客観だからこそ、全てを台無しにしてでも、こんな悲劇は認めたくはなかった。
以下略
AAS
24
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:15:37.67 ID:glNSs2qCo
その離れていく背は、向かい風によってさらに遠い。
このベンチから動く気はないというのに、自然とアーニャは追いたくなる。
その背中に憧れてなどいなかった。だが、追いつきたくなるような、そんな気分。
以下略
AAS
25
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:16:23.97 ID:glNSs2qCo
所は戻り、プロダクション。
周子は、表情こそいつもの気の抜けたような表情だが、明らかに焦りが見えていた。
以下略
AAS
26
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:17:16.92 ID:glNSs2qCo
初代色欲の悪魔アスモダイである沙理奈は、その見た目以上に遥か昔から存在している。
故に、他の二竜である『バハムート』と『リヴァイアサン』についてはある程度知っているし、『覚えている』ものもある。
だからこその謎なのだ。もっとも新しいはずの『ウロボロス』は見たことはおろか、出現したことすら知らない。
以下略
AAS
27
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:18:05.16 ID:glNSs2qCo
「まぁそれでもループを脱出するにアタシが協力し始めてから数百ループはかかったけど。
そのかいあって、『ウロボロス』は封印されて世界は解放されたってわけ。
以下略
AAS
28
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:18:49.90 ID:glNSs2qCo
「それでも、まだ力は弱い。向こうもこっちに対応できる力はないし、こっちとしてもあのウロボロスを倒す算段はないからさ、これは膠着だよ。
まいったねー」
以下略
AAS
29
:
◆EBFgUqOyPQ
[saga sage]
2016/05/07(土) 18:19:40.97 ID:glNSs2qCo
今回は、港の時とは違う。
港の時のアーニャの暴走は、器から力が溢れているような感じであり、それをその器に抑え込むような感覚であった。
だが先ほどのアーニャからは、抑え込むべきその『器』のようなものを感じ取ることはできなかった。
以下略
AAS
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