434: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:12:46.94 ID:5/00eB3no
アデク「待て待て、話の流れでわかるだろ……今日のお前さん、少しおかしいぞ」
アロエ「……へえ、そう?」
435: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:16:56.09 ID:5/00eB3no
カツラ「そして皮肉にも、『子供』の能力は、父親が求めていたものを遥かに超越していた」
カツラ「奴はその脆弱な首輪を噛み破り、自身の生まれた施設を消し飛ばして逃亡したのだ」
436: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:19:42.00 ID:5/00eB3no
ぐるりと全員の顔を見渡し、カツラは妙に皮肉っぽい口振りで言った。
カツラ「そのトレーナーたちと同じ目に遭わなかったのが不思議なくらいだ」
437: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:22:01.88 ID:5/00eB3no
ふと音が途切れた。
窓の外からかすかに何かが聞こえるだけで、それ以外はしんと静まり返っている。
438: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:25:40.14 ID:5/00eB3no
レンジャー「わ、私はそんな、危険に晒すなんて」
カツラ「だが、こういう事態になった」
439: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:28:28.25 ID:5/00eB3no
アロエ「あんたがロケット団側の人間なら、こういう情報をべらべら漏らさないだろうとは思う」
アロエ「まかり間違って、じゃあこっちのリーグで正式に対応しましょうなんて話になったら」
440: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:30:21.06 ID:5/00eB3no
カツラ「……あんたらは、『あれ』を保護や支援をすべき対象だとでも思っているのか」
レンジャー「……どういうことですか」
441: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:35:34.59 ID:5/00eB3no
カツラの眉がぴくりと跳ねた。
なにかを躊躇するそぶりを見せ、カツラはもう一度自分の髭を撫でた。
442: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:37:43.30 ID:5/00eB3no
カツラの言葉に、アロエは何かを感じ取ったらしい。
より一層、怒りをあらわにカツラに噛みついた。
443: ◆/D3JAdPz6s[saga sage]
2023/11/12(日) 22:43:40.64 ID:5/00eB3no
アロエ「そのくせ今頃になって年食って弱気になったから、慌てて後悔して我が子呼ばわりってわけ?」
アロエ「子供をなんだと思ってんだ!」
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