勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」後編
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18:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:47:36.13 ID:zBP9Ql630


 『伝説の勇者』の息子がこの町に居ると聞いて、正直言ってかなりテンションは上がっていた。

 親父が目の敵にしていた『伝説の勇者』。
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:48:45.82 ID:zBP9Ql630


 だから『武の国』で再会した時は本当に驚いた。

 あの程度の力量しか無かったのに猫ちゃんの手から逃れたのもそうだし、何より勇者は面白おかしい事になっていた。
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:49:25.94 ID:zBP9Ql630


 故障品―――そんな言い方をしたが、実際の所、勇者はこの時点で半ば壊れかけていた。

 このまま壊れてしまうのは、余りに勿体無い。そう思って励ました。
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:50:13.04 ID:zBP9Ql630


 見たい。それはすごく見たいなあ。


以下略 AAS



22:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:51:15.06 ID:zBP9Ql630
勇者「面白そう……か。そうだな。お前はそういう奴だよな」

騎士「本当はな、お前と一緒に魔王の所に行って、そこで正体をばらすつもりだったんだよ。その時のお前の顔を見るのが楽しみだった」

勇者「だけど、先に俺が気づいてしまった……残念だったな。お望みの顔が見れなくて」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:52:16.12 ID:zBP9Ql630
 勇者は騎士に向かって再びその指をさした。

騎士「……あん?」

勇者「呪文―――大火炎ッ!!!!」
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24:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:53:20.72 ID:zBP9Ql630
騎士「ぐぁっ、があああああああ!!!!?」

 ビシャァァアアン!!!! と、凄まじい衝撃が騎士の体を打つ。
 それまでの呪文二連撃によって勇者の指先に意識を集中させられていた騎士は、頭上から降り注ぐ雷に碌な反応も示すことは出来なかった。

以下略 AAS



25:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:54:32.56 ID:zBP9Ql630
 騎士は戦士の一撃をこそ危険と判断し、その剣が向かっていた先―――己の首を両腕で庇った。
 しかし戦士もさるもの、その動きを読み、一瞬で剣を斬り返して狙いを騎士の胴体に変えた。
 ずぶり、と戦士の持つ剣の切っ先が騎士の腹に沈む。

騎士「ぐぼ…!! ……おぉぉぉおおおおおおお!!!!」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:55:56.83 ID:zBP9Ql630
勇者「呪文・大雷撃ッ!!!!」

 再び天から放たれ、地面を打つ神の一撃。
 しかしそこに既に騎士の姿は無い。

以下略 AAS



27:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:56:46.58 ID:zBP9Ql630
 第三中継点――――

兵士A「すげえ……これが、宝術……」

兵士B「優しく包み込まれるような光だ……心地良い……」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:57:24.49 ID:zBP9Ql630
 第二中継点――――

アマゾネス少女「宝術……本当に凄まじい威力。体が軽い。さっきまであんなに面倒だった魔物達がもう雑魚にしか思えない」

アマゾネス族長「アマゾネス少女、宝術が発動したということで、手筈通り私は魔王討伐隊に加わる。ここの指揮を任せて大丈夫か?」
以下略 AAS



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