勇者「伝説の勇者の息子が勇者とは限らない件」後編
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20:名無しNIPPER[saga]
2016/01/31(日) 21:49:25.94 ID:zBP9Ql630
故障品―――そんな言い方をしたが、実際の所、勇者はこの時点で半ば壊れかけていた。
このまま壊れてしまうのは、余りに勿体無い。そう思って励ました。
もっともっと、こいつの滑稽な人生を見ていたい。
それは、きっとすごく楽しい。
例えば、こんな風に自分を励ましてくれた人間が、実は魔王の側近だと知った時、こいつはどんな顔をするんだろう。
旅を続けて、魔王を倒せるかもなんて思い上がった時に、背後から刺されたら――――こいつは、親父みたいに驚くんだろうか。
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