69:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/04(月) 00:16:59.06 ID:V/baVpaao
「迷惑だったら謝るよ。でも遠山さんのこと前から気になってたんだ。今まで君に振られ
るのが怖くて言えなかったけど」
「え?」
70:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/04(月) 00:19:19.58 ID:V/baVpaao
その後、生徒会室から石井会長が出てきてどこかに行ってしまい、有希は生徒会室に残
ったままだった。俺、今日有希に告白されたんだよな?
でも、先輩が夕也の名前を出した時、有希はそれを否定しなかった。先輩なんかどうで
71:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/04(月) 00:19:48.93 ID:V/baVpaao
俺たちは連れ立って校門を出て駅の方に向かう坂道を下っていった。他の生徒の視線を
結構感じながら。
「今日は何か肌寒いね」
72:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/04(月) 00:20:28.85 ID:V/baVpaao
あけましておめでとうございます
今日は以上です
また投下します
73:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/04(月) 12:52:20.74 ID:bpKkIlWaO
乙。頼むぜ。
74:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/09(土) 00:16:40.14 ID:wFKv96Wio
「この時間の電車って空いてるよね」
俺たちは空いている席に隣り合って座った。
75:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/09(土) 00:17:08.79 ID:wFKv96Wio
「んなことねえよ」
「そう?」
76:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/09(土) 00:18:05.11 ID:wFKv96Wio
しばらく電車の中で沈黙が漂った。
有希の突然の告白に動揺したし、夕也の気持ちも気にはなっていたけど、どういうわけ
かこの時の俺はその悩みを忘れ、二見との間の沈黙の方に気をとられていた。二見は今何
77:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/09(土) 00:18:51.30 ID:wFKv96Wio
俺の返事なんかもとから期待していなかったように彼女は話を続けた。謎めいたこいつ
のことが知りたいという気持ちが先に立っていたため、俺は女の話を遮らずに黙っていた。
「これでも中学の頃は親友もいたし、信じないかもしれないけど告られて付き合った彼氏
78:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/09(土) 00:19:26.68 ID:wFKv96Wio
「ただいま」
「おかえり」
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