魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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322: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/26(火) 04:24:51.30 ID:1vpioc0+0

神「罪人である彼は、自らとその末代にいたるまでに苦行を与えた…。自分でそうしておきながら、“どうしたってそうなってしまうのだから諦めろ”と教え込んだ」

神「そうして子孫となる魔王たちは、自らで悪を演じるようになった。“どうなってもそうなのるだから、最初からそうあるべきだ”と…」

以下略 AAS



323: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/26(火) 04:26:01.62 ID:1vpioc0+0

魔王「……は。タブーとなったのに、今度は戦を仕掛けてきた? 随分とおかしな話じゃないか」


神「……疲れたんだ」
以下略 AAS



324: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/26(火) 04:28:16.83 ID:1vpioc0+0

魔王「………見守る…? 散々守っておいて、勝手な都合で手放して? ……俺にはそれは、一方的な“神の試練”に聞こえるな」クク…

神「―――っ」

以下略 AAS



325: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/26(火) 04:29:38.28 ID:1vpioc0+0

魔王「よくできた話だが、それが真実であると証明はできるのか?」

神「……できない。それが事実があろうとも、疑って裏を考え続けることに慣れすぎてしまった…。否定しようと思えばいくらでも否定できる我らには、証明など不可能だ」

以下略 AAS



326:名無しNIPPER[sage]
2016/04/26(火) 04:36:50.96 ID:Orux4S+h0
どうなる


327: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:12:31.16 ID:RlDl3quZ0

――――――――――――――――――――――――

天空宮殿・最深部
――始まりの間、手前
以下略 AAS



328: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:13:11.03 ID:RlDl3quZ0

亀姫「こちらの声が、向こうへ漏れはしないかしら」

神従者「それは大丈夫でしょう。こちらから中の音が聞こえないように、あちらもまた聞こえないはず」

以下略 AAS



329: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:14:06.18 ID:RlDl3quZ0

亀姫「利用するといっても、具体的にはどうすればいいと考えますの」


神従者「瞬間的に打ち倒し、それで浄気の噴出を妨げられれば最速の策となるでしょう。ですが最良策は、先に浄気の噴出の仕組みを暴くこと。……刺激せぬように入室する必要があります」
以下略 AAS



330: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:14:32.16 ID:RlDl3quZ0

最後の最後で、自らの作戦に躊躇いを垣間見せた神従者。
亀姫はどうにも一抹の不安を拭いきれずため息をつく。

呆れずにどうにかこうにかこの作戦を続けていられるのは、
以下略 AAS



331: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:15:45.24 ID:RlDl3quZ0

亀姫「……本気で言っているの? 先ほどから聞いていれば、神の下手にまわって神を懐柔するだとか、甘言で陛下をそそのかすだとか……。まともな作戦に聞こえませんわ」

神従者「戦を本分としない神族にとって、言葉というのは最強の武器であり防具ですからね」

以下略 AAS



332: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:16:48.15 ID:RlDl3quZ0

神従者「はは…お恥ずかしい。ですが神が充分に推敲した話を用意しているでしょう。彼女はそれを使って魔王をその場に縫いとめるだけ」


亀姫「……どんなよい話でも、聞き入るかどうかは語り手次第ですわよ」
以下略 AAS



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