魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/27(水) 13:16:48.15 ID:RlDl3quZ0
神従者「はは…お恥ずかしい。ですが神が充分に推敲した話を用意しているでしょう。彼女はそれを使って魔王をその場に縫いとめるだけ」
亀姫「……どんなよい話でも、聞き入るかどうかは語り手次第ですわよ」
神従者「……そう、言われると。魔王が話を聞かずに逃げ出し、戦神妃が深追いして殺そうとしはじめたら、神の作戦は台無しですね」
神従者「逃げて魔国にまで辿り着ければ、魔素を補充できる魔王が勝ち。その前に仕留めれば戦神妃の勝ちになるという…。普通の、結果の見えない勝負になってしまいますね…」
亀姫「あ、あなたねぇ。そんなことでは私たちの行動まで無意味じゃない、もうちょっと堅実に――」
近衛「………たぶん、それは大丈夫です」
亀姫・神従者「「え?」」
壁を探っていた近衛が、作業を続けながらぽつりとこぼした。
それから振り返るような気配。
近衛「見つけましたよ、おそらくこの扉の開閉装置です」
亀姫「よくやったわ、近衛。それで、何が大丈夫だというの」
近衛「陛下のことですから。余裕があるうちに会話をふられれば、面白がって自分から話を聞いてしまうのではないかと」
近衛「肝心なのは甘言にのるかどうかじゃなく、話を聞いて時間稼ぎされてしまうかどうかなのでしょう? ――陛下が戦神妃を神だと思っているのなら、話を聞くと思います。だから、大丈夫ではないかと」
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