魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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329: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:14:06.18 ID:RlDl3quZ0

亀姫「利用するといっても、具体的にはどうすればいいと考えますの」


神従者「瞬間的に打ち倒し、それで浄気の噴出を妨げられれば最速の策となるでしょう。ですが最良策は、先に浄気の噴出の仕組みを暴くこと。……刺激せぬように入室する必要があります」

亀姫「この扉を開けて、気付かれずに探り出すなんて無理ね。……つまりあなたは私たちに、神の下手に出ろとおっしゃっているのね」

神従者「魔王の戦から離れ、神の元に降りてきたかのように見せて油断を誘うのです」

亀姫「そんな事で油断するかしら」

神従者「元々、こちらにいる本物の神は戦闘向きな方ではありません。直接戦闘に持ち込めば、倒すこと自体はそう難しくない――それは神もわかっているはず」


神従者「だからこそ戦闘するつもりなどないと態度で示すのです。倒せるほどの力を持っていてなお神に従うことで、安心もするし、彼の虚栄心も満たされる」

亀姫「……安い虚栄心ね」ボソ

神従者「ともかく神が満足したその隙をついて、浄気を使わせぬうちに――……っ」


言葉を止めた神従者
気まずそうに口元をもごつかせている


亀姫「使わせぬうちに、殺すのね」

神従者「………はい…」




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