魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/27(水) 13:14:06.18 ID:RlDl3quZ0
亀姫「利用するといっても、具体的にはどうすればいいと考えますの」
神従者「瞬間的に打ち倒し、それで浄気の噴出を妨げられれば最速の策となるでしょう。ですが最良策は、先に浄気の噴出の仕組みを暴くこと。……刺激せぬように入室する必要があります」
亀姫「この扉を開けて、気付かれずに探り出すなんて無理ね。……つまりあなたは私たちに、神の下手に出ろとおっしゃっているのね」
神従者「魔王の戦から離れ、神の元に降りてきたかのように見せて油断を誘うのです」
亀姫「そんな事で油断するかしら」
神従者「元々、こちらにいる本物の神は戦闘向きな方ではありません。直接戦闘に持ち込めば、倒すこと自体はそう難しくない――それは神もわかっているはず」
神従者「だからこそ戦闘するつもりなどないと態度で示すのです。倒せるほどの力を持っていてなお神に従うことで、安心もするし、彼の虚栄心も満たされる」
亀姫「……安い虚栄心ね」ボソ
神従者「ともかく神が満足したその隙をついて、浄気を使わせぬうちに――……っ」
言葉を止めた神従者
気まずそうに口元をもごつかせている
亀姫「使わせぬうちに、殺すのね」
神従者「………はい…」
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