魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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328: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:13:11.03 ID:RlDl3quZ0

亀姫「こちらの声が、向こうへ漏れはしないかしら」

神従者「それは大丈夫でしょう。こちらから中の音が聞こえないように、あちらもまた聞こえないはず」

亀姫「そう……。それでは改めて確認いたしますわ。この中に神が居る。私たちはここを開けたならば奇襲をかけ、速攻で討つ――でよろしいのかしら?」

神従者「悪くない…ですが。正直なところ、その策は博打と変わりません」

亀姫「では?」

神従者「神は集めた浄気を、なんらかの方法で固定しているはずです。それを打ち出されたら魔王は終わると思ってください」

神従者「浄気をどのような方法で固定しているのか、発動の方法が何か…それはワタシにもわからないのです」

亀姫「…呆れた。ならあなたは、神を殺すことが発動の条件にもなりうると仰いますの?」

神従者「…可能性は大きくないですが、充分にありえます」

亀姫「ふざけてらっしゃるの。それとも、私達を騙してこんな場所に連れ込んだとでも?」

神従者「と、とんでもない! ワタシだって娘の命がかかっているんです、ふざけてなど!!」

亀姫「ではどうなさるおつもりです。ここまできて、討っていいかわからないなんて――」


早口な小声で捲し立てる亀姫
その勢いに飲まれ、神従者も対抗するように小声で吐き捨てる


神従者「こう言ってはワタシは本当に神界での居場所を無くしますが…神は独善的で、気位が高い方なんですよ。それを利用しましょう」

神従者「下手に刺激をすれば、激昂して浄気を放出しかねないですからね」




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