魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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327: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/27(水) 13:12:31.16 ID:RlDl3quZ0

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天空宮殿・最深部
――始まりの間、手前


近衛「ここに、本物の神が居るんですね」


近衛は暗闇の中、手探りで行き止まりの壁部分に触れる
扉状になっているのか、はたまた何かの仕掛けによって開くのか。それを探るためだ


近衛「感触は、ここまでの道にあった壁と同じような石ですね。扉だと知らなければ、本当に行き止まりにしか見えないでしょう」

神従者「これは力技で開ける扉ではないはずです。この場所自体が秘匿なのですから、そう複雑な仕掛けもないでしょう。どこかに必ず開けるための何かがあるはず……」

亀姫「近衛」

近衛「はい、すぐに探しだします。お待ちください」


近衛は壁伝いに手を擦り当てて、扉を調べる。
一方で亀姫は、僅かに声を潜めて神従者に呼びかけた。




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