魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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286
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:18:56.87 ID:XCb4AxA00
亀姫「……近衛。堕ちた天使の娘といえば…もしやあの娘ではなくて?」
近衛「……ではまさか、天使殿の…?」
以下略
AAS
287
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:19:23.63 ID:XCb4AxA00
亀姫が術を行使すると、神従者と近衛はお互いに跳ね飛ばされるようにして離れた。
結界が二人の間に展開され、無理に引き離したのだ。
以下略
AAS
288
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:20:21.79 ID:XCb4AxA00
亀姫「…私達は、神の策謀を出し抜くための材料をさがしていたところですの…。ねえ、貴方、何かご存知ではなくて?」
神従者「そ、そんな。いくら神に欺かれ恨みを述べようとも、魔族に神を売り渡すなど出来るはずが……!」
以下略
AAS
289
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:21:46.79 ID:XCb4AxA00
―――――――――――――――――――――――――――
天空宮殿・最上階
――天守閣
以下略
AAS
290
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:25:04.00 ID:XCb4AxA00
神にとって、魔族とは忌々しいものだろう。
その姿絵を神聖とされる神の間への入り口に飾るものだろうか。
以下略
AAS
291
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:32:23.80 ID:XCb4AxA00
魔王「もしや、言葉を語るのもつらいのか? 魔素の維持に集中せねばならないような状態で、戦にはならない。退いてよいのだぞ」
獣王「退かヌ…」グルル
以下略
AAS
292
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:39:44.62 ID:XCb4AxA00
獣王は一声唸ると、僅かに頭を垂れた。
それから猫さながらのしなやかな仕草で、背後にいた一回り小さい銀色の獣に並ぶ。
獣王がその首に自らの首を沿わせると、
以下略
AAS
293
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:46:19.83 ID:XCb4AxA00
獣王「……ここを開けれバ、それだけデ死ぬ仲間がでル…。手を出せないどころか、足手まといにもなれズ、戦えないまま死ヌ…」
獣王「その無念ヲ見届けながらでハ、オレが冷静に戦えなイ」
以下略
AAS
294
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:47:05.21 ID:XCb4AxA00
獣王「『我等は集団で生きル。いかなるときも強く導かねば、混乱が起きル。統率の乱れこそヲ、何よりも愚と考えル』…前ニも、言っタ」
魔王「…ああ、なるほど。 神の間の目前で、かざした意思を違えたお前では示しがつかぬ、と」
以下略
AAS
295
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:47:31.47 ID:XCb4AxA00
魔王は手元に魔力弾を練りだしていく。
魔素で扉を打ち破ることで、噴出するであろう浄気を抑えるためだ。
だんだんと大きくなる魔力弾を皆が見つめていると、魔王がふとつまらなさげに呟いた。
以下略
AAS
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