魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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286: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:18:56.87 ID:XCb4AxA00

亀姫「……近衛。堕ちた天使の娘といえば…もしやあの娘ではなくて?」

近衛「……ではまさか、天使殿の…?」


亀姫は、パラリと扇を僅かに広げ、近衛に口を寄せて囁いた。
口元を隠してそっと告げた意見だったが、近衛は動揺したのか普通の音量で返答してしまい……神従者の耳に、入ってしまった。


神従者「娘を知って…!? 教えてくれ! 教えてください!! 娘は…あの子は今、どうしているのです!? まさか…!!」

近衛「じ、自分の知っている天使の娘の事であれば、大丈夫です」

神従者「! あなた方は魔族…つまり、あの子は魔族に捕まっているのか?! 」

近衛「そ、それはそうですが。ですが天使殿は無事で……」

神従者「それではわからない、ちゃんと答えてくれ!!!」ガシッ

近衛「まっ… あまり近づかないでくださ――…!


亀姫「落ち着き遊ばせ」スッ…


バシッ!!


神従者「ぐっ!」

近衛「ッ」





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