魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
1- 20
284: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:14:46.60 ID:XCb4AxA00
亀姫「全てを魔族のせいにするシナリオ…だけれど万が一にも失策があっては困る。そうなった場合、“全てを彼の責任にする”という、保険」

近衛「それはつまり、“こちらに裏を読まれて行動されてしまったときの裏の手”ということですよね? そこまでしますか…? 単にこの者が嘘をついて言い逃れしているのでは…」

神従者「…っ! そんな、ワタシは決して嘘など…!」
以下略 AAS



285: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:15:26.95 ID:XCb4AxA00

近衛「……くそ。この戦争、見えない部分のやりとりが多すぎませんか。ただの斬り殺し合いよりも、タチが悪いように感じます」

亀姫「目に見えるものに惑わされず、見えない真意を読み…そこに対応しなければ勝てません。どのような戦であれ、勝機を得るにはそれくらいの策謀は必要ですわ」

以下略 AAS



286: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:18:56.87 ID:XCb4AxA00

亀姫「……近衛。堕ちた天使の娘といえば…もしやあの娘ではなくて?」

近衛「……ではまさか、天使殿の…?」

以下略 AAS



287: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:19:23.63 ID:XCb4AxA00

亀姫が術を行使すると、神従者と近衛はお互いに跳ね飛ばされるようにして離れた。
結界が二人の間に展開され、無理に引き離したのだ。


以下略 AAS



288: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:20:21.79 ID:XCb4AxA00

亀姫「…私達は、神の策謀を出し抜くための材料をさがしていたところですの…。ねえ、貴方、何かご存知ではなくて?」

神従者「そ、そんな。いくら神に欺かれ恨みを述べようとも、魔族に神を売り渡すなど出来るはずが……!」

以下略 AAS



289: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:21:46.79 ID:XCb4AxA00

―――――――――――――――――――――――――――

天空宮殿・最上階
――天守閣
以下略 AAS



290: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:25:04.00 ID:XCb4AxA00

神にとって、魔族とは忌々しいものだろう。
その姿絵を神聖とされる神の間への入り口に飾るものだろうか。


以下略 AAS



291: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:32:23.80 ID:XCb4AxA00

魔王「もしや、言葉を語るのもつらいのか? 魔素の維持に集中せねばならないような状態で、戦にはならない。退いてよいのだぞ」

獣王「退かヌ…」グルル

以下略 AAS



292: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:39:44.62 ID:XCb4AxA00

獣王は一声唸ると、僅かに頭を垂れた。
それから猫さながらのしなやかな仕草で、背後にいた一回り小さい銀色の獣に並ぶ。

獣王がその首に自らの首を沿わせると、
以下略 AAS



293: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:46:19.83 ID:XCb4AxA00

獣王「……ここを開けれバ、それだけデ死ぬ仲間がでル…。手を出せないどころか、足手まといにもなれズ、戦えないまま死ヌ…」


獣王「その無念ヲ見届けながらでハ、オレが冷静に戦えなイ」
以下略 AAS



494Res/366.46 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice