魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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284: ◆OkIOr5cb.o[saga]
2016/04/22(金) 00:14:46.60 ID:XCb4AxA00
亀姫「全てを魔族のせいにするシナリオ…だけれど万が一にも失策があっては困る。そうなった場合、“全てを彼の責任にする”という、保険」

近衛「それはつまり、“こちらに裏を読まれて行動されてしまったときの裏の手”ということですよね? そこまでしますか…? 単にこの者が嘘をついて言い逃れしているのでは…」

神従者「…っ! そんな、ワタシは決して嘘など…!」

亀姫「本当に謀反を企てて戦争を起こしたのが彼ならば、私達が乗り込んできた時に、神はまずこの方を私達に差し出して弁明すればよかったのですわ」

神従者「…! そう、そうです! 神がそうしなかったことが、ワタシが嘘をついていない証拠でございます…!」

近衛「……ここに隠しておいて、分が悪くなった場合に出す“罪人代理”ですか」

亀姫「神の分が悪くならなければ、誰にも知らせず殺される…。必要時には生々しい死を演出するために生かされているだけの、死刑囚ですわ」

神従者「………っ。は、い…。もう、生きてまともに口を利くことは無いと、そう思っておりました…」




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