魔王「死ぬまで、お前を離さない」 天使「やめ、て」
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279
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◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:10:52.16 ID:XCb4AxA00
近衛「それならそうと、何故それを先に………あ、ええと、その。……いえ、その脚では仕方ありませんよね」
叱責するような口調から一転、誤魔化すように苦笑して目を逸らす近衛。
以下略
AAS
280
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:11:57.28 ID:XCb4AxA00
近衛は屋根の上を何度か踏み比べて歩き、足元の反響を確かめる。
それから屋根の中腹のあたりで、立ち止まった。
以下略
AAS
281
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:12:25.79 ID:XCb4AxA00
足元に飛び出した屋根の梁を穴に掛け、そこから紐を垂らして内部へと降りた。
半円の床の終わり、吹き抜けの始まりの部分に、梯子のようなものを見つける。
飛べない者の為に用意されているのだろうが、実際に使うには粗末過ぎる代物だ。
――実際、朽ちた梯子の所々は段が無くなり、ただの棒になってしまっている。
以下略
AAS
282
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:13:39.36 ID:XCb4AxA00
近衛「神族と思われます。…何か聞き出しますか、それとも倒しますか?」
亀姫「……というよりも、既に死んでいるのでは?」
以下略
AAS
283
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:14:15.24 ID:XCb4AxA00
亀姫「……閉じ込められていた割に、まるで事情を知っているかのごとく当たり前におっしゃいますのね」
神従者「ええ。ワタシは、魔族を逆撫でし天界へ差し向けた罪で、翼を毟られここに投げ捨てられましたから…。魔族が来る可能性を知っていました」
以下略
AAS
284
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:14:46.60 ID:XCb4AxA00
亀姫「全てを魔族のせいにするシナリオ…だけれど万が一にも失策があっては困る。そうなった場合、“全てを彼の責任にする”という、保険」
近衛「それはつまり、“こちらに裏を読まれて行動されてしまったときの裏の手”ということですよね? そこまでしますか…? 単にこの者が嘘をついて言い逃れしているのでは…」
神従者「…っ! そんな、ワタシは決して嘘など…!」
以下略
AAS
285
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:15:26.95 ID:XCb4AxA00
近衛「……くそ。この戦争、見えない部分のやりとりが多すぎませんか。ただの斬り殺し合いよりも、タチが悪いように感じます」
亀姫「目に見えるものに惑わされず、見えない真意を読み…そこに対応しなければ勝てません。どのような戦であれ、勝機を得るにはそれくらいの策謀は必要ですわ」
以下略
AAS
286
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:18:56.87 ID:XCb4AxA00
亀姫「……近衛。堕ちた天使の娘といえば…もしやあの娘ではなくて?」
近衛「……ではまさか、天使殿の…?」
以下略
AAS
287
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:19:23.63 ID:XCb4AxA00
亀姫が術を行使すると、神従者と近衛はお互いに跳ね飛ばされるようにして離れた。
結界が二人の間に展開され、無理に引き離したのだ。
以下略
AAS
288
:
◆OkIOr5cb.o
[saga]
2016/04/22(金) 00:20:21.79 ID:XCb4AxA00
亀姫「…私達は、神の策謀を出し抜くための材料をさがしていたところですの…。ねえ、貴方、何かご存知ではなくて?」
神従者「そ、そんな。いくら神に欺かれ恨みを述べようとも、魔族に神を売り渡すなど出来るはずが……!」
以下略
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