11: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:06:39.42 ID:tNq3pxyB0
果たして彼女は本当に戸籍を持っていた。
番兵としては経歴の齟齬を絶対に見落とさない自信があったが、
12: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:07:20.67 ID:tNq3pxyB0
魔女「なに、専門といっても、研究分野の話だ。
私は4年で魔法百般を究めたんだ。
13: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:08:40.87 ID:tNq3pxyB0
彼女は指輪の代わりに、ものの数分でチョーカーを作ってくれた。
銀のインゴットに彼女の細い指が触れると、
14: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:09:47.35 ID:tNq3pxyB0
魔女「君は魔法使いたちを見て、『妖しい』と思ったんだろう?
魔法とは神秘的でなければならない、というのが彼らの考えでね。
15: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:10:59.29 ID:tNq3pxyB0
…なるほど。
彼女は魔法を実践的に捉えすぎたんだ。
16: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:11:53.08 ID:tNq3pxyB0
魔女「今夜は外出しよう」
17: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:13:04.43 ID:tNq3pxyB0
戦士「で、どうなんだ。星は、まぁ、綺麗だな」
18: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:13:56.58 ID:tNq3pxyB0
魔女「……………静かだ」
19: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:15:35.30 ID:tNq3pxyB0
突如、轟音が鳴り響く。
弾かれたように音のした方角を見やると、
20: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:16:50.63 ID:tNq3pxyB0
魔女「まずいなぁ。
隠れていると言ったが、やはりこんなヤツが居ては、どうしようもない」
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