魔女「ふふ。妻の鑑だろう?」
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18: ◆DTYk0ojAZ4Op[saga]
2015/08/29(土) 20:13:56.58 ID:tNq3pxyB0



魔女「……………静かだ」

戦士「ああ。ここいらには誰も来ないからな」

魔女「君は、私と結婚すると決めた時、…何も聞かなかったね」

戦士「そりゃあ気になるが、すぐにとは思わなかったんだよ。
   お前は帰ってきたわけだし、お前の故郷はここだから」

魔女「…すまない。
   なにも話せない私を許してほしい。
   けど、いずれ話せる時が来ると思う。
   ただ私は事実、君を愛している。
   信じてほしい」

戦士「信じてるよ。もう、疑いようがないから」

魔女「それと、もう1つ。
   …私は間違った事をして追われているわけじゃない」

戦士「それに関しては疑った事がないよ、はは」

魔女「…私は、戦争を止めたかったんだ。
   学院で魔法を修めた私になら、その力があると思った。
   でも、…できなかった。私は、失敗したんだ」

戦士「魔物退治か?」

魔女「魔物は魔界の生き物だろう。
   あれらは時空のひずみからこちら側にやってきているだけだ。
   個体差も激しいし、群体ではない。
   上位のものになると知性を持っていたり、魔法を扱えたりもするが、
   徒党を組んでいないから戦争とは言わないよ」

戦士「じゃ、戦争なんてほんとはないんだろう」

魔女「私が止めたかったのは…」






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