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真・恋姫夢想【凡将伝Re】5
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25 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/02/23(水) 12:45:31.69 ID:HIFUR9E20
XYZでおなじみのシティハンターですが
「今日からシティハンター」は思いの外良作でした
原作への愛が感じられるのとオリキャラがいい味出しております
26 :
青ペン
[sage saga]:2022/02/24(木) 08:35:53.34 ID:xWKn62e4o
>>25
錦ソクラ先生の模写力はマジパネェ。
(その辺知りたい人は【一八先生 竹書房】で検索)
27 :
赤ペン
[sage saga]:2022/02/24(木) 20:15:08.79 ID:d6P4g2+50
主人公が俺ツエエ系チートで【もうあいつ一人で良いんじゃないかな】みたいなのだとヒロインの価値がトロフィーに見えてくることってない?
やっぱりどこか欠けてると言うか足りないところがあってこそ支えあう感じが魅力的に映るんじゃないかと思ったり
そう考えると二郎君って無知の知みたいな足りないところが沢山あるのがいい塩梅な気がする
28 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/02/26(土) 16:41:34.33 ID:anC2NqWG0
>>26
色々調べてクソ笑いましたわw
いや、原作へのリスペクトがにじみ出てよきですよ
>>27
>主人公が俺ツエエ系チートで【もうあいつ一人で良いんじゃないかな】みたいなのだとヒロインの価値がトロフィーに見えてくることってない?
それやるとトロフィーの価値上げるのも大変そうだなあという思いはあります
>そう考えると二郎君って無知の知みたいな足りないところが沢山あるのがいい塩梅な気がする
うへへありがとうございます
完全でも無欠でもありませんのがコンセプトなのでありがたい限りです
一応凡人が英雄英傑に囲まれて東奔西走四苦八苦するのがコンセプトの一つでございまするのでw
まー、VS孫家ルートじゃなくてよかったなって
VSはおールートは構想はありましたがそれだけは嫌だと必死に手を尽くすので実装されることはないでしょう
VS覇王(進化して真価発揮します)とか勝ち目さんが息しないものね・・・
29 :
赤ペン
[sage saga]:2022/03/05(土) 19:59:26.01 ID:TNYwFddN0
いつの間にか殺生石が割れてたとか言う噂を聞いたんだが…何?今回の戦争マジでヤバいの?
30 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/05(土) 21:00:32.88 ID:I5RE2l1A0
割れてたのか割られてたのか・・・
プーさんの近くに絶世の美女とかいやしませんかねぇ・・・
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/05(土) 23:55:21.15 ID:15fhSMpt0
本編マダー?
32 :
赤ペン
[sage saga]:2022/03/06(日) 10:27:29.10 ID:TotPJEoQ0
今の時期は許してあげよう、確定申告やらなにやらリアルが忙しいんだ
33 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/06(日) 12:29:25.22 ID:ngUl/vVh0
泊まり出張が多くてね
がんばります
34 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/07(月) 21:55:19.76 ID:K6OXCmyW0
やるわよ
35 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/07(月) 21:55:54.40 ID:K6OXCmyW0
「大将!うちを北伐軍に推挙してくれへんか!」
ばたん。と扉を開け放って張遼は叫ぶ。曹家の会議、その本番。
息も絶え絶え、と言った様子。如何に彼女がここまで全力で駆けつけたか、というのが分かろうというものである。
「遅かったわね、いえ、ここは早かったと言うべきかもね。いずれにしてもアンタの席はないわ。北伐にて曹家から派するのは華琳様と秋蘭の二人。これは既に決まったことよ。
潔く諦めなさいな」
刺々しい台詞を張遼に投げつけたのは曹操の腹心。軍師たる荀ケである。
本来曹家のこれからを決めるこの会議に張遼の席は用意されてなかった。なぜならば、曹家の騎兵を遠隔地で鍛錬していたからだ。
ぶっちゃけ帰還を果たすとは曹家の誰も思っていなかったからである。それを知ってか知らずか。
張遼は吠える。
「アンタは黙っとき!うちは大将にお願いしとるんや!
なあ、大将。一兵卒でもええんや。それでもええから北伐にうちを参軍さしてくれんやろか。
あの阿呆!あのトンチキ娘に一発いてこましたらな気が済まんのや!
うちは、うちはな。これで馬騰はんの最期を看取ったんや。
ほいで、馬騰はんの今際(いまわ)の際(きわ)の、あの言葉を!あの阿呆が!
大将、頼むわ。うちはあの馬鹿娘に、いてこましたらんとほんま死んでも死にきれへん」
哀願の態で必死に頼み込む張遼。曹操はくすり、と笑う。
「あら、駄目よ霞。だって貴女。権官なれど……執金吾に任じられたのだからね」
その言葉に張遼は言葉を喪う。
「なん……やて……」
くすくす、と笑みを深めて曹操は言葉を連ねる。
「大出世ね、おめでとう。あの万夫不当の呂布と分けた、【一騎当千】こと趙雲の後釜よ。
まさか、否(いや)とは言わないわよね?」
洛陽を乱した董卓の部将であった貴女には拒否権なぞないと、曹操はその笑み一つで示す。
「霞、悔しいのは貴女だけじゃないわよ?春蘭だってお留守番なのだから」
ただし、権官とは言え。太尉として、である。
その待遇、破格である。そして、気づく。
「そんなん……表も裏も、洛陽の軍権は大将のものってことですやんか……」
36 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/07(月) 21:56:22.37 ID:K6OXCmyW0
あっけにとられて放ったその言葉をきっかけにその場の空気が一気に緊張を孕む。
流石だな、と曹操は内心彼女に対する評価を二段階ほど上げる。
そこに気付くのはかの馬騰の薫陶なのであろう。本来の彼女はそのような些事に興味を抱かないほどに天衣無縫であったのだろう。
その天女に、地に足をつけさせた馬騰の手腕、いやさ親心に曹操は口を緩ませる。
「そこの馬鹿娘が言った通り、です。
つまり、この漢朝。それは実質華琳さまの御手にあると言っていいでしょう。
忌々しいあの、目の上のたんこぶである袁紹を除いて今上陛下を手中に収めることも可能。そう、このような好機、ないでしょう」
荀ケのその言葉。
瞬時に張遼は激昂する。
「あほか!月や詠の過ちを繰り返すんか!そんなもんな!」
その、張遼の言葉を遮ったのは夏候惇である。
「霞。
――少し黙れ」
異例である。
夏候惇は常に曹操の言を受けて動くのみ。思うままに言葉は放つ。それは全て主である曹操の判断基準のためのもの。
だから曹操の決に口を挟むこともないし、その前段階にて言の葉を発することもなかった。
だからこそ荀ケが戸惑う。
「アンタ……」
荀ケが更に何か言おうとするのを、ニヤリ、と口角を歪める。
「華琳様。私としては、二郎に肩入れしていただきたく」
曹家の大剣。一の家臣。夏候惇である。
その言は、重い。
そして夏候惇はそれを知って、言うのだ。言ったのだ。
「……へえ、どうしてかしら?」
曹操の問い。
ふむ、と夏候惇は頷く。それはそうだろう。これまで曹家と袁家は、裏でも表でも激しく争ってきていたのだから。
「なに、生まれてくる子。父(てて)なし子にするのは可哀想だな、というだけのことです」
愛しげに腹を撫でる夏候惇。その光景にその場が凍りつく。
「あ、アンタ、正気?華琳様以外に身体を許すとか、ありえないでしょうが!この、この……!」
荀ケの弾劾を、夏候惇は余裕を持って受け止める。
「だから貴様は馬鹿なのだ。血を繋いでなお華琳様に忠節を。
それが私の、夏候家の家長たる私の役目。
少なくとも私はそう思っている。そしてその子種として二郎以上の男がいるものかよ」
37 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/07(月) 21:56:49.20 ID:K6OXCmyW0
子々孫々まで忠誠を、と夏候惇は恭しくひざまづく。名家夏候家の首魁である。その所作、簡にして潔。だがそれ故にその存在感は場を圧倒し、制圧する。
「無論、華琳様の命あらば、です。
華琳様の命あらばこの子も流しましょう。鬼子母神にもなって父を討たせましょう。この身は華琳様のためにあるのですから。
――お気に触ったならば如何様にも」
この首刎ね給えとばかりに頭を垂れる夏候惇。
場の、静かなざわめき。それらを全て可笑しげに口角を上げて曹操は口を開く。
その存在感たるや、これまでの張遼や夏候惇の発言を圧倒的に塗りつぶすもの。
「――かつて私がまだ何の力もない小娘であった時、ある男が言ったわ。
私は丞相くらいならば軽く勤まるであろうと、ね」
丞相。大将軍が武において三公を上回るならば、文において三公に隔絶する地位である。
その言葉は果てしなく、重い。
「かつての私は宦官の孫として侮蔑され、迫害される日々だったわ。
無論、無知蒙昧な輩が何を言おうと、どうでもいいのだけれどもね」
それでも、と曹操は言葉を続ける。
「忌々しいことにね、そうまで私を評価しておきながら、よ。私に跪くのはお断りときた!
なんて不遜、そして屈辱!」
気炎万丈。その怒気は控える武将たちを圧倒する。
「中華という盤面に幾多の指し手がいたわ。いずれも容易ならざる相手よ。それらを排除して、跳ね除けてようやく相対したのよ。その男――二郎とね。
ええ、ようやく二郎と差し向かったのよね。私を誰より買っていながら、私に靡(なびか)かなかった二郎と、ね。
なによ、そんなに麗羽がいいっていうのかしらね」
まったくもって不可解なことである、とばかりに曹操は大きくため息を一つ。
「話が逸れたわね。そして、いよいよ盤上で差し向かったと思ったら不粋な闖入者が湧いたわ――」
その表情はにこやかだが、曹操配下であれば分かる。これは嵐の前の静けさ。しかも控える嵐は過去に見たこともない規模であろう。
その言動にて誤解されることも多い。
だが、本来曹操は激情家なのである――。
「蜀なぞと自称する虫ども、きっちり踏みつぶしなさい!」
炎すら幻視されるような気迫。小柄であるはずの曹操。だがその覇気は英傑たる配下達を圧倒して余りある。
「御意!」
――後世、曹操がこの時に叛すればどうなったか。
思考実験として好まれる題材である。
38 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/07(月) 21:57:59.83 ID:K6OXCmyW0
本日ここまですー
かんそうとかくだしあー
皆様の感想が心のガソリンなんやでぇ。。。
そしていつも感想くださってる方々には感謝を
頑張りたい
39 :
青ペン
[sage saga]:2022/03/08(火) 16:26:47.90 ID:IocHRAq8o
>>38
乙ーい。
今回のはなかなかに難しいにゃぁ…。
【張遼の慟哭、夏候惇の覚悟】…かなぁ…
なんかしっくり来ぬぇ…。
追って再提出するかも
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/08(火) 20:15:54.28 ID:IkUN/QzJo
>>38
乙ですー
ここの惇姉の感覚がほんと好きでしてねぇ…
華琳に愛と忠誠を誓う夏候惇としての春蘭がいて、それはそれとして自分が認めた良き男の子を孕む歓びを知るイチ人間、イチ生物学的雌としての春蘭がいて
それでもやはり終着するのは華琳への忠誠であり愛なので、華琳の言葉一つで雌としての歓びは迷いなく捨て去れるんだけど
その矛盾するような、普通ならどちらか一つを捨てて苦悩してもう片方を選ぶところなのに
春蘭はその感性でどちらもを矛盾なく自然と選び取れるという、なんというか、後にも先にもこういう英傑は春蘭しかいないんだろうな、って思わされるのですよね
ということで長文感想失礼しました
題案の方は
『此処に曹魏立たず、鼎足は只漢を支うるのみ』
といったところで投げてみます
曹魏はこの時点での独立を選ばず、孫呉ももはや覇を唱えない
三国志という本来の物語を支える鼎足は今や(自称)蜀のみなれば、鼎が立つはずもない
この物語の鼎は即ち漢朝であり、その鼎足は曹、孫、そして袁に他ならない
みたいなイメージ
41 :
赤ペン
[sage saga]:2022/03/09(水) 17:30:52.46 ID:W9ZfDjJn0
乙でしたー
>>35
>>あのトンチキ娘に一発いてこましたらな気が済まんのや! 【いてこます】ってやっつける、みたいな意味で良いんだっけ?
○あのトンチキ娘を一発いてこましたらな気が済まんのや! もしくは【あのトンチキ娘に一発かましたらな】とかどうでしょう
>>うちはあの馬鹿娘に、いてこましたらんとほんま死んでも死にきれへん」 【一発かます】ならぶん殴ってやる、みたいな感じ?
○うちはあの馬鹿娘を、いてこましたらんとほんま死んでも死にきれへん」 どちらにしても【きつい一撃くれてやる】みたいな意味にはなりそう
>>37
>>鬼子母神にもなって父を討たせましょう。 【鬼子母神】は子供を守るもの…百歩譲って他の人の子供を食う存在なんだよなあ
○鬼畜生と石を投げられようとも父を討たせましょう。 ≪オイディプス≫とか浮かんだけど三国志の中国で(と言うか現代日本でも)メジャーとは言えんし
とりあえず当時だと親の為に子供が身売りすることとかも美徳だった気がするし親殺しってすごい禁忌だったような覚えがあるのでこのあたりで
>>――お気に触ったならば如何様にも」 悪いものしかない目障りと耳障り、良し悪しがある肌触りと舌触り
○――お気に障ったならば如何様にも」 【気にさわる】場合はこちらですね
>>私を誰より買っていながら、私に靡(なびか)かなかった二郎と、ね。 なびかかなかった?
○私を誰より買っていながら、私に靡(なび)かなかった二郎と、ね。 だって二郎君貴方の横に立ちたいからあなたの下には付かないって言ってたしw
>>異例である。 そっか、d姉は自分の意見を好きに言うけどそれを曹操がどう扱うかを委ねて文句を付けないし、
他の人の意見も自分がどれだけ理解できないような事でも曹操に判断してもらうから遮らないのか…口を挟むことはあっても
下手したら華琳様この世界で唯一の心から欲して真名を許して自分の横に立って孤独じゃなくしてくれる相手と全力でやりあえる!って状態だったかもしれんのに
某漫画の強すぎて人がネズミやかかしに見える奴らじゃないけど同じ目線に立てる人がいない孤独だと思ってたら
勝手に隣りで適当な事を言ってる男と掛け合いしたり語り合ったりしようとしてたのに
これがまだちゃんとした勢力ならパワーバランスを絶妙に考える戦いとして捉えたかもしれんかったけど…ねえ、あんたたちじゃあ役者が不足だよ
子供の癇癪程度なら温かい目でたしなめる程度で済ませたかもしれんけど毒虫が荒らしまわるなら駆除するしかないじゃない
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/10(木) 21:05:39.90 ID:OwpBsrJeo
乙したー
自分を認めてくれた人と終世のライバル
そこに割って入られたら、そらブチギレ不可避ですわ・・・
タイトル案思い浮かばなかった
43 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/13(日) 21:37:34.16 ID:L2M1ukiy0
3月は本当に忙しい模様・・・
>>39
どもです!
>追って再提出するかも
楽しみにしております、毎回
>>40
感想ありがとうございます。
さて。
>ここの惇姉の感覚がほんと好きでしてねぇ…
まあ、ウチのd姉はどうしてかこうなりましたw
お楽しみいただけているようで幸いです。
>春蘭はその感性でどちらもを矛盾なく自然と選び取れるという、なんというか、後にも先にもこういう英傑は春蘭しかいないんだろうな、って思わされるのですよね
竹を割ったような、ともまた違った在り方。それは、はおーにとっても好ましいものでしょう。
いや、ありがとうございます。
>ということで長文感想失礼しました
大好物なのでとても嬉しかったです。
題名案までありがとうございました!
>曹魏はこの時点での独立を選ばず、孫呉ももはや覇を唱えない
>三国志という本来の物語を支える鼎足は今や(自称)蜀のみなれば、鼎が立つはずもない
>この物語の鼎は即ち漢朝であり、その鼎足は曹、孫、そして袁に他ならない
分かたれるはずが鼎を意味するのは中々に痛快なものですね。
またどうぞよろしくです。
>>41
赤ペン先生ありがとうございます!
今回は修正無しとはいかんかったですねw
>そっか、d姉は自分の意見を好きに言うけどそれを曹操がどう扱うかを委ねて文句を付けないし、
>他の人の意見も自分がどれだけ理解できないような事でも曹操に判断してもらうから遮らないのか…口を挟むことはあっても
まー、だからこそ、はおーとしては嬉しくもあったのではいかなとか思ったり
>下手したら華琳様この世界で唯一の心から欲して真名を許して自分の横に立って孤独じゃなくしてくれる相手と全力でやりあえる!って状態だったかもしれんのに
いよいよと色々画策しながらアップしてたのに試合延期になったからね・・・
>>42
どもです!
>自分を認めてくれた人と終世のライバル
>そこに割って入られたら、そらブチギレ不可避ですわ・・・
覇王との暗闘が当初想定ルートだったんですよね・・・w
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/16(水) 21:24:13.53 ID:SZLjXS/U0
提督「嫌われスイッチ?」明石「はいっ」
http://hayabusa3.open2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1427368381/
提督「嫌われスイッチだと?」夕張「そうです!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428849410/
魔剣転生というスレの作者ですが、断筆する事に致しました。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1602503948/
外野の反応に負けてエタった先人たち
彼らの冥福を祈りつつ我々は二の舞を演じない様に注意しよう
45 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/21(月) 12:21:50.05 ID:1JhGAzLu0
久々好きな曲を見つけてうっきうき
ttps://www.youtube.com/watch?v=kTy99lnHL9E&list=RDkTy99lnHL9E&start_radio=1
俺はやるぜ俺はやるぜ俺はやるぜ俺は
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/21(月) 12:28:30.28 ID:EkC2o7sQ0
最近あげガイジ多くて困る
47 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/21(月) 12:33:44.25 ID:1JhGAzLu0
よっしゃやったろうじゃんとなるな
タマの煽りはスパイスというやつよな
やっていきましょう
はおーがどれだけうるさいか、やったことのないやつは分からんだろうて
あれで姉者もすごいんだぞ
そしてネコミミがどれだけめんどくさいか・・・
48 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/21(月) 12:38:47.86 ID:1JhGAzLu0
一番しんどいのは七乃さんと風ちゃん
圧迫してくる
49 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/21(月) 12:40:27.59 ID:1JhGAzLu0
そういう意味で沮授くんと張紘は楽
ちょっとやらかしても笑って許してくれる
麗羽様は間違うわけないし
劉璋ちゃんが正気度チェックしてくれるからみんあ大丈夫
50 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/21(月) 12:54:14.68 ID:1JhGAzLu0
梁剛姐さんの人材活用としては
兵卒の統率については雷薄
兵站そのほかの雑事とか書類仕事は韓浩
それを的確に学んだのよね二郎ちゃんは
雷薄と韓浩が外的要因でいなくなったのは割と危機であった
雷薄の武威を星ちゃんが補ってくれたのはほんとにありがたかった
韓浩のFAに関しては風ちゃんがやりおった
メイン軍師というのは伊達じゃない
伊達じゃないのよ
事務仕事って大事!!!
51 :
赤ペン
[sage saga]:2022/03/22(火) 09:14:07.82 ID:nxpy5Cz20
ガイジとはいったい?不勉強なものでぜひとも教えていただきたい(煽ってないよ、本気で意味が分からないのじゃ
52 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/22(火) 21:53:19.93 ID:JzHyiTOj0
やろうと思っていたが出鼻をくじかれてご覧のありさまですよ
明日からまた泊まりで出稼ぎよね
くそ!なんて時代だ!
それはそれとして、書き溜めるぞ
53 :
赤ペン
[sage saga]:2022/03/23(水) 09:01:24.62 ID:4jC7LDR+0
年度末は無理せずリアル大事にね…いやそれ以外の時もリアルの方が大事なんだが
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/23(水) 12:06:20.28 ID:l93J3ISk0
本編「は」期待してますー
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/03/24(木) 11:26:19.09 ID:dz9KEzXxO
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
56 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/03/25(金) 22:27:53.30 ID:lL2EFzrl0
きたーく
正直しんどいわ今の仕事薄給やし
57 :
赤ペン
[sage saga]:2022/03/29(火) 09:16:13.87 ID:BAowkOg20
そりゃまあ本編以外…雑談とかに面白味を期待されても一ノ瀬さんも困るだろうけど、なぜわざわざ棘のある言い方をするのか、これが分からない
適当に煽てて「いつも面白い話ありがとうございます、応援してます。最近投下が無いようですがお忙しいのでしょうか」とか言っておけばいいと思うんだが
正直は美徳とは言うけれどあしざまに言わないように心がけるだけでも人間関係は大分円滑になると思うんだ(ブーメラン
58 :
赤ペン
[sage saga]:2022/04/01(金) 09:04:36.88 ID:rpnwMamF0
知り合いの知り合いが新型コロナで知り合いが濃厚接触者で不安定な今日この頃
しばらく顔を出せそうにないですわ
59 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/04/11(月) 21:29:08.73 ID:YHBPs/lJ0
「それで二郎。
わざわざ私をご指名というのはどういうことかしらね」
くすり、と笑みを浮かべて華琳が問うてくる。
その笑みはまさにあれだ、笑顔は本来なんちゃらかんちゃら、それをさっぴいて、肉食獣――それも大型――の凄味を感じるものである。
いやほんと、こんな圧迫面接を常時やってるとか曹家のメンツは神経ワイヤーロープなの?馬鹿なの?
などと内心思いながらも、だ。聞かれたら答えねばならんだろうね。世の情けとかそういうの関係なく。
「俺が知る中で最大の英傑とは華琳、お前さ。
そして俺は全力で今回の不祥事を処理しようと決めた。
だからさ、華琳。
曹家の首魁たる英傑にご出馬いただきたいわけさ」
はあ、とため息を一つ。
なんでこんな圧迫面接を受けねばならんのか。
それもこれも蜀とかいうやつらが悪いのだと責任転嫁しながらも、漏れるのはまたしてもため息である。
「へえ……」
くすり、と笑みが漏れる。聞こえる。
だからこそ。
「ええ、そうね。二郎はいつもそんなことを言っていたものね。
で、私を部下としてね、きちんと使いこなせるという宣言と思っていいのかしら?」
このような言説については塩対応するしかないのであるが。
わずかに残った野心。他、諸々。
嘘は、つけない。つかない。
「華琳、お前が――」
俺がその言の葉。それを口に出す前に引き取る。引き取っていく。
「なるほどね。
確かに春蘭は確かに不安要素になるわ。
あの娘(こ)、なんだかんだで自分の判断を最上とするものね。
そして桂花、あの子をどうこうできるのは私だけ。
それをわかっているようで何よりよ」
いやまあ、その通りなんだがね。ドヤ顔で解説されるとなんか、もやっとするな。
「それで、私に言うことないかしらね」
そんなことを言われてもな……。
などと思っていたが何かめんどくさくなってきた。
「華琳、お前には北伐軍の兵站を任せることになる」
「……へぇ」
二郎、貴方何を言ってるか分かってるのかしら」
60 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/04/11(月) 21:29:52.49 ID:YHBPs/lJ0
「分かってるとも。兵站こそが軍の要さ。
反董卓連合では袁家の私兵とその付属だったから、張紘を使えた。
だが今回はそうじゃあない。漢朝の軍。流石に商人が介入したらまずかろうて」
反董卓連合、袁家以外は付属だったと言っていい。
本来は袁家単独でやれた戦(いくさ)だった。
言わば体裁を整えるために諸侯に軍を募ったのだ。それを分からぬ華琳ではない、が。
それでもここまで言えば腹も立とうものである。特に兵站自前でなんとかした勢力ほどね。
実際、華琳の放つ覇気的なものがやばい。ゴゴゴゴゴとか擬音がありそうなほどに。
「言うじゃない、二郎。
いいじゃないの、乗ってあげましょう。
で、この私を使おうというのだもの」
何か私が納得する事象があるのでしょうね――。
言外にそんなメッセージを浮かべるのはマジはおー(覇王未満)の器。
ちらり、と傍らの風を見るがすやすやと安らかな寝息を立てている。
つまりここまでは特に減点要素も破綻要素もないということ。
それに安心して静かに深呼吸。
カラカラの口内を冷めた茶――多分風が淹れた美味しいやつ――で潤してニヤリ、と笑う。
「兵站を華琳が運用するならば後方の憂いはなくなった。
そしてこれは、これより始める戦(いくさ)さ。
前哨戦と言ってもいいかもしらんが、やがてはこれが主戦となる日もくるだろう」
千年では足りない。もう千年重ねても足りないかもしれない。
所詮人とは石器時代からその本性は変わっていないのかもしれないから。
だが、時代は進み、戦場の在り方は変わっていくのだ。
そして俺が選んだ戦い。その前哨戦、つまり。
「つまりは、経済制裁というやつだ」
あの華琳が目を丸くし、訝しげな表情をする。
それでいい。華琳ですら咄嗟には理解できない概念。――張紘には渋い顔をされたけどな!
そして察したのだろう。華琳が柳眉を逆立てる。
まあ、やることは変わらん。即ち。
「――幽州全土を干上がらせる」
きっと、俺は地獄に落ちるだろうなあと思うのだが。
「風がどこまでもお供しますよ〜」
そ、と耳元で風がささやく。
寝息を立てていたはずのメイン軍師の言葉に救われた、と思ってしまうあたり、つくづく俺は小物だなあと思うのである。
それはそれとして、眉間に皺を寄せ、即答できない華琳を見れただけでも価値はあったなと思った。
いや、きっと何らかの形で倍返ししてくるとは思うけどね?
61 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/04/11(月) 21:32:53.29 ID:YHBPs/lJ0
本日ここまですーかんそうとかくだしあー
割と変わるのですよ
前週はネコミミ参戦でしたが今回は覇王参戦です
あれこれ調整するのも楽しい
お盆までには完結までいきたいものですね
遅くとも年末までには。
ほぼ再構成は済んでますのですしね。
難点は数点だけなのでどんどこいきたいです
62 :
青ペン
[sage saga]:2022/04/12(火) 21:57:48.26 ID:IvCt+Db5o
>>61
おっつーい。
ほむ。
【凡将と姦雄が手にするは真綿】とでもするか。
63 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/04/12(火) 22:06:36.90 ID:CW1UW+d+0
>>62
どもです!
いつも題名案ありがとうございますの
頼りになるなあ・・・
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/13(水) 01:07:09.08 ID:yZ/fVdnQ0
r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
. 〃 ヽル1'´ ∠:::::::::::::::::i
i′ ___, - ,. = -一  ̄l:::::::::::::::l
. ! , -==、´r' l::::::/,ニ.ヽ
l _,, -‐''二ゝ l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_ !:::l ) } ト
ヾ¨'7"ry、` ー゙='ニ,,,` }::ヽ(ノ チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、 !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、 ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{ __)`ニゝ、 ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ , な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/13(水) 02:34:50.66 ID:WokTXawDO
乙ですー
二郎君は仮に死後地獄に落ちても風のみならず多くの友や供がついていることでしょうなぁ
まあ死後早々に神格化されて祀られそうなのでのんびり地獄に落ちてる暇はなさそうだがな!
題案はあえてシンプルに
『首脳会談』
ってところで
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/13(水) 10:46:49.15 ID:rBErfMm00
出たなホモガイジ
家にお帰り…カエレ!
67 :
赤ペン
[sage]:2022/04/19(火) 17:20:14.84 ID:yh+nECgk0
乙でした&私は帰ってきたー!
>>59
>>その笑みはまさにあれだ、笑顔は本来なんちゃらかんちゃら、 シグルいだっけ?
○その笑みはまさにあれだ、笑顔とは本来なんちゃらかんちゃら、 牙を剝く行為がどうたらこうたらならこうですね
>>などと内心思いながらも、だ。聞かれたら答えねばならんだろうね。 内心を打ち明けるとか言うようにいわば剝き出しの心、取り繕わない本心、みたいな意味なので
○などと思いながらも、だ。聞かれたら答えねばならんだろうね。 この場面で本心からこんなことを考えられるとは思えないので
>> 確かに春蘭は確かに不安要素になるわ。 たしかにたしかに…いやどんだけ不安なんだよ
○ 春蘭は確かに不安要素になるわ。 どちらか片方で良いと思います
>>60
>> そしてこれは、これより始める戦(いくさ)さ。 これは【戦さ】と言ったわけじゃないですよね
○ そしてこれは、これより始める戦(いくさ)は。 次の文にかかる感じで【は】の方が良いと思います
>>あの華琳が目を丸くし、訝しげな表情をする。 【目を丸くする】と≪そんな事しちゃうの?≫みたいな理解してる感じがあるので
○あの華琳が眉をひそめ、訝しげな表情をする。 ≪お前は何を言ってるんだ?≫とか理解不能な感じで言うとこっちの方が良いと思います
例えるなら包囲殲滅陣をするなら言葉の意味が分かるので目を丸くして、魔法で核を再現したなら意味が分からず眉をひそめる感じでしょうか
>>64
一ノ瀬さんの自演なのかそうじゃないのか分からないけど、自演だとしたらしない方が良いと思うし
一ノ瀬さんじゃないなら
>>1
でもないのにAA付きで書き込むのは控えた方が良いですよ
恐ろしい戦いが始まるのか……前に「はい。百万の兵を百年養うだけの食糧があります」って言ってたけど、実際は腐ったりしけったりがあるとしても
かなりの長丁場になりそうだけど問題ないんだろうか
それにしてもまさかの戦術を選んだな……地味様の説得できるのかしら?
68 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/04/19(火) 17:40:00.64 ID:xwvVZcuj0
>>67
やるとしてもこんなセンスのないものはしないということでひとつw
やるならもっと面白い、一ノ瀬が敗北感あるようなものをやってほしいものですわ
>>67
赤ペン先生ありがとうございます!
>恐ろしい戦いが始まるのか……前に「はい。百万の兵を百年養うだけの食糧があります」って言ってたけど、実際は腐ったりしけったりがあるとしても
>かなりの長丁場になりそうだけど問題ないんだろうか
一応ないものとして扱っております
あちらだけ冷遇はしません(システム的回答感)
>それにしてもまさかの戦術を選んだな……地味様の説得できるのかしら?
ため息が増えそうな案件ですが、今後にご期待ください、とだけw
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/19(火) 20:50:47.56 ID:iksQ0b8cO
第一話から一週間強、ここまで辿り着きました
とても好き
何となく真をやり直してみたら天の御遣いに若干の違和感を覚えたのはきっとこの話のせいです
早く続きを読ませろ下さい(五体投地)
70 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/04/19(火) 21:01:41.74 ID:xwvVZcuj0
>>69
久々のご新規様ありがとうございました!
頑張ります!
気が向いたら、好きなキャラと好きなエピソードをオナシャス
心のガソリンなんやでぇ・・・w
71 :
以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします
[sage]:2022/04/20(水) 02:29:26.88 ID:Me7TaxP90
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/04/20(水) 02:41:49.01 ID:4knRXQbeO
>>70
敏腕プロデューサー波才
洛陽の巨魁何進
戦狂い朱儁
名家たる器袁胤
辺りが好き
エピソードとしては
蓮華が姉を、穏が師をアレするところとか随所に見られる視野狭窄伏龍鳳雛とか
我が嫁たる風が悪を厭わず縦横無尽なのも好き
73 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/04/20(水) 06:08:13.32 ID:a0TFqJSA0
>>72
がっつりオリキャラありがとうございました!
敏腕プロデューサーは草w
何進は書いてて楽しかったです
袁胤は処すのがもったいねえなあと思いながら処しました
風ちゃんかわいいよね・・・
74 :
赤ペン
[sage]:2022/04/20(水) 09:42:33.50 ID:AsCFMpAl0
警察名乗るならさっさと接収すればいいのに
なろうをなろうにしたように公権力で禁止されればどうしようもなくなるんだぜ?
まあどこぞのバカはどれだけ禁止だって明言されようとウマ娘のR18絵をピクシブで書いたりしてるようだが
75 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/04/24(日) 18:17:54.57 ID:zcxyKkF90
ワクチン三回目しんどすぎ
がんばりあす
76 :
青ペン
[sage saga]:2022/05/01(日) 13:13:30.86 ID:pB1WZMYQo
>>75
体質か相性かやろねぇ…。
私ゃそこまでないっぽ。
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/06(金) 17:53:12.32 ID:rYV+b3N9O
SS避難所
https://jbbs.shitaraba.net/internet/20196/
78 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/06(金) 21:11:07.29 ID:50sgcIg10
「お待たせ致しました」
くすり、と笑みを含んで書類の山を示す彼女。
むしろそれにありがたいと諸葛亮は思う。
なにせこの人に支えられていると言っても過言ではないのだから。
「白眉最も優れたり」
馬良と呼ばれる、南皮馬家――あの馬家とは別である――の長女である人物のことである。
蜀、と名乗る彼女たちに味方はそう多くない。
民草は圧倒的に支持を寄せてくれているが、それは表層的なもの。
そして袁家の工作により戸籍をはじめとした諸処の書類も散逸することになってしまった。
それを、その損失を補ってくれたのが彼女ら、馬家である。
名家でありながら、袁家の支配をよしとせずに在野にあったもの。
その馬家が積極的に傘下にあることは非常に大きかった。
「ええと、本当に申し訳ないですのですが、今回の書類はこちらになります」
おずおず、と差し出す束はなにせ分厚い。
所々に差し挟まれた付箋が目立つがそれは貴重なもの。組織という物を運営する上で見過ごしてはいけないものである。
ぷるぷる、と震える手から受け取り諸葛亮は笑みを浮かべる。
「本当にいつもありがとうございます。助かっていますよ」
その声にふひ、と馬良は悶える。ばたばたとした所作に諸葛亮は苦笑する。
わたしなぞ、とへりくだる彼女は面であるかのように分厚く白粉に覆われている。
その上、だ。常時、覆面(マスク)で口を覆い、気がつけば扇で顔を隠そうとする。
もっとも、それはうまくいかず、彼女の特徴である白眉をより目立たせることになっているのだが。
「もう、もっと堂々とされたらいいと思うのですが」
「ひゃい!ご指摘ごもっともですが私のごとき醜女(しこめ)が万が一にも尊きお方のお目についたらいけません。いけませんもの。
そんな恐ろしいことなんて、考えるだけでも、その、震えて来ますもの……」
肩を抱えて震える馬良に諸葛亮は苦笑する。
「いえ、そこまで気にすることはないと思いますけどね。
ご主人様はそんなこと気にしないでしょうが……いえ、これ以上は不粋ですね」
にこり、と笑みを浮かべて諸葛亮は。
だって白粉の奥の素顔はどう見ても美人であり、競争相手を増やすことに繋がりかねないのであるからして。
白眉、その白粉が貼り付いたような容色は諸葛亮にとっても都合のよいものであった。
◆◆◆◆
くすり、と馬良は笑みを浮かべる。
無論彼女が持ち寄った書類に不備はない。いや、むしろ不備のあった書類を糺したものだ。
その指摘は微に入り細にいたっており、諸葛亮をしても賞賛に値するものであった。
そして奏上した馬良の信頼は日に日に、だ。
「うふふ、頑張れ、頑張れ」
くすくすと馬良は笑みを浮かべる。
扇の下で。
「ほんと、可哀想なくらい真面目ですね。
伏龍も、鳳雛も」
くすり、と笑みを浮かべる。
笑みを深める。
白粉の奥の奥。
ここは蜘蛛の巣の奥の奥であった。
79 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/06(金) 21:12:08.00 ID:50sgcIg10
本日ここまで
かんそうとかくだしあー
はい、そういうことです
ちょっとあっちではカットするかもしれませんが
あの絡新婦が本気になっているのですとだけ
80 :
以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします
[sage]:2022/05/07(土) 02:42:12.57 ID:I4E0dxel0
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81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/07(土) 14:58:33.54 ID:v7g7nKMNo
乙したー
うわぁ
徹底的に干上がらせるつもりだコレ・・・
タイトル案は「扇の奥、仮面の奥、胎の内」で
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/07(土) 20:13:33.01 ID:qkOmokyno
乙ですー
わぁい、リライト版では蜀側の人ちょっと増えるんか?と思ったらそんなことなかったでござるの巻
今更だけど、絡新婦強すぎない?まじバランスブレイカー、だがそれが好き
題案は
『鉛は入っていませんか?』
みたいな
昔の白粉は鉛入りですのでね、あんまり白粉を身中深くに入れると、中毒しちゃいますよ?大丈夫?
って感じで
……ホントにそれを見越して馬良が白粉付けてるとしたらネタバレになっちゃうのでスルーしてください
83 :
青ペン
[sage saga]:2022/05/08(日) 04:20:40.26 ID:Z9fwOvP6o
>>79
乙ーい。
結構先に良いの出されてて圧かかるわー…。
埋伏の絡新婦〜仕込みの毒を添えて〜
84 :
81
[sage]:2022/05/08(日) 09:50:33.34 ID:PK+ykpqqO
>>81
タイトル案「扇の奥、仮面の裏、胎の内」
こっちの方が収まり良さそうなんでこっちで
85 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/09(月) 05:50:30.50 ID:PxzAG89B0
>>81
感想ありがとうございます。
まー、直接乗り込んでいくというのは
そっちもそうですが他にも要員があるということでひとつ
>>82
感想ありがとうございます。
キャラが増えたようで増えてない!
ここら辺の調整で時間を取られておりました
だってほら、一番警戒しないといけない覇王(まだ はおー)が洛陽からいなくなるんですから
>>83
期待してますとも
>>84
よきよきです
ありがとうございます!
86 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/09(月) 05:51:06.70 ID:PxzAG89B0
あっち掲載時はもちっと馬良さんのネタバレは控えるようにしようかなって
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2022/05/09(月) 20:05:51.53 ID:U12/r18W0
乙です
劉備陣営を語るうえで外せない人が来たー…あれ(笑)?
恥ずかしがり屋の頑張り屋さんですねえ(眉に唾つけながら)
さて……こう僕としてはあまり面倒なことは言いたくないのですが、公務員でないものが公務員を騙るのは犯罪に当たるんですよね(まあ軽犯罪程度ですが(笑)
デトロイド警察だ!とか歌詞警察みたいなネタをこの書き込み部分にやるくらいのことでどうこう言うほど狭量ではないですが、
名前の部分で警察を名乗られてしまうとそれを本気にしてしまううっかりさんとかが騒ぎ立てたりしてしまうものでして
せめて個人でやれる弁護士とかを名乗ってくれると助かります
88 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/12(木) 05:47:26.04 ID:wPjwCCNH0
>>87
どもです!
ちなみに登山家さんだとはわわの方が格上になるので
白眉さんになりました
つるかめつるかめ
あと、うんこさわるとうんこつくよ!
89 :
赤ペン
[sage]:2022/05/13(金) 15:52:32.97 ID:P7Y/ZGHT0
乙でしたー
>>78
>>馬良と呼ばれる、南皮馬家――あの馬家とは別である――の長女である人物のことである。 これだと【馬良】が偽名のように聞こえます(本名とは言ってない
○そう呼ばれる、南皮馬家――あの馬家とは別である――の長女である馬良という名の人物である。 前の文の「白眉〜〜」と合わせてこんな感じでどうでしょう
>>おずおず、と差し出す束はなにせ分厚い。 この文章は諸葛亮視点だと思ったんですがこれ束を差し出したのは馬良ですよね?
○おずおず、と差し出された束はなにせ分厚い。 それともお仕事お替り(強制)してる感じかしら
>>肩を抱えて震える馬良に諸葛亮は苦笑する。 上の方ですでに苦笑してるのでちょい足し
○肩を抱えて震える馬良に諸葛亮は苦笑を深める。 【笑みを深める】だと嘲笑交じりになりそう{そうよね、あなたみたいな醜女が…みたいな)なのでさすがに自重しました
>>いえ、そこまで気にすることはないと思いますけどね。
ご主人様はそんなこと気にしないでしょうが あ、醜いってことは否定しないし【ご主人様は】気にしないだけで他の人がどう思うかはあれなんですかそーですか
いやまあ白粉塗ったくって仮面と扇で隠してて真面に見えないなら迂闊に否定するのもアレかもしれないけど
>>その指摘は微に入り細にいたっており、 慣用句としては【微に入り細に入り】なんだよなあ…ただこれだと神経質みたいな悪いニュアンスが入るらしいので
○その指摘は微に入り細を穿っており、 これだと≪細かいところまで心配りが行き届いている≫みたいなポジティブなニュアンスになるのでこちらの方が良いと思います
>>ここは蜘蛛の巣の奥の奥であった。 ここぼかすんです?……フーム
○それは咎人を許そうとする菩薩のようであった。 白粉の奥の顔は彼ら蜀陣営がやってることがいくら義があるとはいえ悪い事だと分かってても許したいという優しさに溢れたものだったんだよ!
えっ地獄に落ちたカンダタを許そうとした菩薩様が何をしたかって?ちょっと何言ってるか分からないです
名家なのに黄巾党とか反董卓連合とかで名前をあげてなかった南皮の人…か
何があったかは推測の域を出ないけどどう悪い方向で考えても袁家に返しきれない恩があると思うんですけど…馬超さん?恋に生きただけだから
90 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/15(日) 21:10:41.08 ID:jGQbvZwA0
>>89
赤ペン先生ありがとうございます!
>名家なのに黄巾党とか反董卓連合とかで名前をあげてなかった南皮の人…か
まあ、張家がバックグラウンドとして囲ってたんやなって
実際、白眉という特徴があったらだいたいセーフとか、すごくやりやすいですよね。。。
登山家は知らんw
91 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/16(月) 16:34:13.92 ID:pBXcb04y0
あ、やりやがった
はおーと絡新婦とほんわかねむねむ軍師がふわっと連携してしまった
うわー
うわー、そうだよね、そうなるよね・・・
色々とお察しくださいませ
ヒント:泣く子も黙る人が参戦してしまう件
92 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/16(月) 22:36:24.35 ID:YFoWzSuU0
「で、どこまでやる気なんだ?」
張紘の問いが室に響く。
義兄弟三人が集まり酒を酌み交わし、久闊を除していた席のことである。
まあ、宴席の場が紀霊の執務室であったのは多少の問題があるかもしれないがよくあることである。
なにせ、防諜的な意味では万全であるし、楽進や典韋などという最上級の料理人が料理を提供してくれるのだからして。
火酒に柑橘の汁を搾り湯で割ったものを喉に流し込み、いつになく饒舌な紀霊のふとした沈黙に問いかけたのは既定路線ですらあったかもしれない。
「経済制裁、やるなら母流龍九商会(うち)がその尖兵となるだろうからな。
ある程度の見込みは聞いときたい」
素面では聞けないし言えない。
張紘というのはそれくらいには善性の人格である。それをよく知る沮授は黙って杯を重ねる。
常ならば茶化すところではあるが、話題が話題である。
そして、それ以上に興味があった。はたしてどこまでやる気なのか、と。
「蜀を干上がらせる、ということだがどこまでやる?」
張紘も杯を重ねる。
先ほどまでと違い、喉を駆け下りる炎が我が身を苛むようである。
「いや、無論二郎がそこまで考えていないのならそれでいいんだ。
おいらたちに任せるということならばそれはそれでいい。
そのあたり、沮授と考えるよ」
袁家の強みは分厚い実務集団を手にしていることである。
反董卓連合。
規模からいえば驚くほどに犠牲を少なくその目的を果たすことが出来たのは、富の集積があったのもあるがそれをきちんと運用したことが大きい。
なにせ、かつて売官という制度があった時には、漢朝全ての官職を袁家で占めてしまおうというくらいの気運であったのだから。
そしてその官僚の頂点に立ち、掌握しているのが沮授であるのは自他共に認めるところである。
そして張紘である。
反董卓連合の際に兵站に必要な物資を準備したのは沮授だが、実際に運用したのは張紘であったと言っていい。
物流をその手に収め、ただの一度も破綻させなかったその手腕を知る者はごくわずか。
いや。その尋常ならざる手腕と実績を「あの」曹操ですらこの時点では理解しきっていない。
無論可能な限り秘匿しているということも大きいのだが。
そしてその二人に補佐をされて、袁家の裁量を任されているのが紀霊である。
個人的武力、用兵、政治等々の能力については一流半から二流程度との自己評価は割と妥当なものであろう。
だが紀霊の強みはそのような一面の処理能力ではない。かつて、故馬騰が評した言葉。
「将の将たる器」
それこそが紀霊の真価であろう。沮授はそう思いながらにこやかな笑みを崩さずに杯を重ねる。
幼少時よりの付き合いだ。苦言や小言、或いは諫言。そういったのは張紘の役割なのだから。
そして、紀霊がどこまでやるにしても付き合う覚悟は定まっている。
それは張紘にしたって同じだろう。
なにせ、生まれた日は違えども死ぬるのは同日と誓ったのだからして。
93 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/16(月) 22:36:50.90 ID:YFoWzSuU0
◆◆◆
どこまでやるか。
聞いてしまった。聞かずにはいられなかった。即座に答えがなくてよかった。いや、ない方がよかった。
紀霊というのは袁家という、傍目には蟲毒の集団にいるとは思えないほど清冽で、善性で、快男児であった。
その人格は自分を拾ってくれたあの時と変わることなく、まぶしく映る。
だからこそ、彼にそんなことを決めてほしくなかった。選ばせるつもりはなかった。
そうして、生じた沈黙を都合よく解釈していたのだが。
「……田畑に塩、井水に毒まではやらない」
やりたいことではなく、やらねばならないことに真正面から向き合い、まっとうするのだ。紀霊という男は。
そして、今回についてもそうなのだな、と再認識する。
「すまねえ、辛いことを言わせちまったな」
やるべきことをやる。
それが正しいこと。正しくあること。正しくあり続けること。
どれだけの重荷を背負っているのだろう。
脳裏に浮かぶのは恋人の言。
「いや、正直私なら最愛の人を浚(さら)って逃げるね。いや、無論張紘、君のことだよ。
なに、君一人の食い扶持くらいなんとでもなる。
まあ、ある程度以上の贅沢を望まれたらば知恵を絞らないといけないかもしれないが」
その時は任せろと言われて言葉に詰まったものである。
94 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/16(月) 22:38:05.07 ID:YFoWzSuU0
「いや、すっきりした。これはきちんと。そう、きっちりと方針を発信せんといかんところだった。
ありがとうな、張紘。いつだってお前は俺を正しくしてくれるよ。
ほんと、お前に会えてよかったよ」
「よせやい、おいらこそ拾われた身さ。
恩、って言うとお前は嫌うけどな。
おいらは拾われたのが二郎でよかったと思ってるよ」
むしろ、とも思う。だから、多分、田畑に塩。井水に毒。
そんなことを言われても付き合ったろうなと思う。いや、もっと悪辣な施策であっても、だ。
民を数字として見ることに慣れすぎていて、それを自覚してなお前を向く。
顔も名前も知らない数字の一つのために世を糺す。
そしてきっと前を向くのだ。向かい風をなにするものぞと。
だから。
「おいらはね。二郎。
ほんとに感謝してるんだぞ。
おいらがこうしていられるのは二郎のおかげなんだからな」
万感。
込められた思い。
どれだけの気持ちが、思いが伝わるだろうか。
いや、伝わっている。それ以上に汲んでくれている。
だからこそ、目の前で懊悩している男を安心させてやりたい。
「だからな、二郎、二郎よ。
おいらはどこまでも、いつまでもお前に付き合うって」
だからさ、と笑う。
「なに、三人寄れば文殊の知恵だったか?
二郎にしては上手いことを言うと思っていたが、確かにそうさ。
おいらたちが揃えばたいていのことはなんとかなるさ。
な、そうだろ?」
優雅に茶を喫していた沮授もこれには苦笑する。
「そうですね張紘君。君の言うとおり。その通りと思いますよ。
実際、たいていのことはなんとかなりますし、しますよ」
苦笑する沮授。彼こそ袁家で一番実務を担っている人物であるのは万人が認めるところである。
だからこそ、沮授に比類すると言われる張紘の存在はかけがいのないものだ。
その立ち位置を含めて。
「まあ、おいらたちは楽進殿と典韋殿の腕前に期待してきただけだしな。
なにせ二郎もご自慢の腕前だったからな。
楽しみにしてるよ」
弛緩した空気。
肩をたたき合う。そして空気を読まない男もいる。
「凪!流琉!
ご指名だ!美味しいところ頼むぞ!」
違うそうじゃない。
沮授と張紘が同時に思ったことである。
なお、予想以上に振る舞われた料理は絶品だったようである。
95 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/16(月) 22:39:01.92 ID:YFoWzSuU0
本日ここまですー
感想とかくだしあー
今回の題名はなにかな
面子、くらいを考えていましたがちょっち違うわね
よろしくお願いします。
96 :
青ペン
[sage saga]:2022/05/20(金) 00:25:47.97 ID:AFguMuyvo
>>95
乙ーい。
梨園参弟、最後の悪巧みを練る
でどないよ?
97 :
赤ペン
[sage]:2022/05/23(月) 15:49:47.97 ID:FvPpxz/20
乙でしたー
>>92
>>ある程度の見込みは聞いときたい」 【見込み】だと結果がどうなるか、な感じがするので(こうしたら【どう】なるかの見込み、みたいな)
○ある程度の目安は聞いときたい」 【どう】やってそう(経済制裁)するのかを聞く感じなのでこの方が良いと思います
>>いや。その尋常ならざる手腕と実績を「あの」曹操ですらこの時点では理解しきっていない。 「」を使い分ける感じで
○いや、その尋常ならざる手腕と実績を【あの】曹操ですらこの時点では理解しきっていない。 何か別の物にしてみます
>>94
>>実際、たいていのことはなんとかなりますし、しますよ」 間違いではないです
○実際、たいていのことはなんとかなりますし、なんとかしますよ」 好みの問題ですので
自分の意思で地獄を作り出すとか吐きそう……お辛い
でも人間は愚かだからね、戦争に救いなんてなくてできる限り選ばない方が良いんだという失敗経験をいくつもいくつも積み重ねても理解できないんだ
悲しくて踏みにじられるような砂をかむような無為な行いだとしても万が一にでも戦争を取りやめる理由にできるなら、
戦争は出来る限り糞のような忌避すべき手段だと知らしめなければいけないんだ
でも二郎君は基本善人で只人だから糞塗ったくった武器で斬りつけたり、飢えた陣地に少量の肉を投げ込んだりする悪辣な効率的なことは出来ない弱い人間なんだ
2000年後の様々な知識の中にはちょっと聞きかじっただけでも十分に有効なものはいくらでもあるけど使えないんだろうなあ
98 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/24(火) 20:19:00.31 ID:tDbNv5dh0
>>96
ごっつええかんじ!
>>97
赤ペン先生ありがとうございます!
>自分の意思で地獄を作り出すとか吐きそう……お辛い
だからその目論見を語らせるためにアルコールを入れる必要があったんですね
いやまあ、こいつら集まったらいっつも酒呑んでますけんどもw
>でも二郎君は基本善人で只人だから糞塗ったくった武器で斬りつけたり、飢えた陣地に少量の肉を投げ込んだりする悪辣な効率的なことは出来ない弱い人間なんだ
>2000年後の様々な知識の中にはちょっと聞きかじっただけでも十分に有効なものはいくらでもあるけど使えないんだろうなあ
まさにそうです
二人に語っていたことよりも悪辣なことを知ってはいますが、できない
そこまで察していただいたのが何より嬉しいです
そして二郎ちゃんはそこまで鬼になれないのですね
RTAはできません
だから、凡将伝なのですということで一つw
99 :
赤ペン
[sage]:2022/05/30(月) 11:43:36.80 ID:N5hQyIsh0
鬼になれ!鬼になると言え二郎!
100 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/30(月) 18:59:50.31 ID:/rmT1asd0
>>99
「……ない。
……ならない」
煉獄さんみたいに即答はできんやろなって
101 :
赤ペン
[sage]:2022/05/31(火) 11:19:03.71 ID:cGSELRrz0
死んでしまう!死んでしまうぞ二郎!
このままでは遠い未来に多くの無辜の民が死んでしまう!
102 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/05/31(火) 19:03:31.46 ID:6yYWqXSb0
>>101
「いやそこまで責任取れんし」
一気に他人事になるますw
未来はどうせ世界大戦とかコロナとかでえらいことになると達観しておりますわ
103 :
赤ペン
[sage]:2022/06/01(水) 11:29:48.98 ID:NjqJ5kAY0
まあ、せやなww
じゃあ『お前のその手から大切な物が零れ落ちるかもしれないぞ!(リライト前を見つつ)』
むしろ月詠、雷簿、韓浩を横目に……の方が効果あるかな(まあ彼らの死を二郎ちゃんが頑張れば覆せたかと言うと)
104 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/01(水) 20:32:04.22 ID:EJGPLh3s0
>>103
(覆せたかというと)無理ですねw
ルートが違えばまた違った未来もあったでしょうけんども
はおーが覇王になったり
戦争の天才が群れてる孫家とガチやりあったり
(比較的)得意分野の内政で全てで上をいかれる何進とやりあったり
どこいっても大変ですわw
105 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/06(月) 21:43:35.56 ID:WaWAh3II0
「これは、どういうことですかな?」
問う声は鋭く、傲然と立つその人物を貫く。
だが、桃色ふわふわ長髪の主は、その声色に小揺るぎもしない。
「そうね、これは私の我儘と言ってもいいのかもしれないわね。
まあ、それはそうとして、よ。権官と言えど三公の一角に任じられたのは見知っているでしょう?」
ニコ、と笑って劉璋は厳顔を見据える。
「とは言え、若輩の身。諸事において至らないことは多いと思うのよね。
だから、知己に助言を求めたいな、って思うのはおかしなことじゃないわよね?」
「助言、諫言はよろしい。いかにも労を惜しみませんとも。
しかし、これは軟禁と言うのではないですかな?」
じと、とした厳顔の目線。
かつてはこの目線に怯えていたのだなあ、などと思いながら劉璋は軽やかに応える。
「やあねえ。
漢朝に尽くすのだからして、ちょっとくらい不自由あってもおかしくないじゃない?
いつなんどき、助言を求めるかも分からないのだし」
くすり、と笑う劉璋に厳顔は感慨すら覚えてしまう。腹芸と言うには未熟。
だが。
「で、本音のとこはどうなのですかな」
ニヤリ、と軽く挑発したそれに劉璋はあえて、であろう。乗ってくる。
「北伐に当たって、不安要素は除いておきたいのよね……」
はあ、と劉璋は柳眉を顰める。
106 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/06(月) 21:44:20.06 ID:WaWAh3II0
「ほう?」
「ぬけぬけと言うわね……。まあいいわ。ぶっちゃけるとね、お母様の手を封じたいのよね」
「ふむ?ですが劉焉様は隠居なさっていますぞ?」
事実である。皇族である劉焉に対して、異例のことながら隠居を命じる旨が発されている。それに従い劉焉は隠居して、一切の公職から退いている。
「あのお母様が、それで。
それぐらいで大人しくするとは思えないのよね……」
やれやれ、と言った風に劉璋は嘆く。皇族としての影響力をもうちょっと違う形で活かさないのかなあ、と。
「それでもね。剛柔絡めて洛陽で動ける手駒って桔梗くらいでしょ?だから、よ。
何を言い含められているかは知らないけど、封殺させてもらうわ」
「これはしたり。
劉焉様からは何も言付かっていないのですが?」
「それならそれでいいわ。お母様からの命を吐けと言うつもりもないしね。
ただ、何もさせない。それだけ」
表情筋一つ動かさず、淡々と告げる劉璋に厳顔はニヤリ、と笑う。
「なるほど。血は争えませんな。流石は劉焉様のご息女といったところか」
「はいはい、お世辞は結構よ。大人しくしてなさいな」
――以前であればこの、安い挑発につられていたはず。
これは、見誤っていたか。いやさ。
「括目するべきでしょうな。
劉璋殿。よくぞそこまで」
「そうね、少なくとも桔梗のおかげではないわね」
さらり、と躱される。割と本音なのだがなあ、と厳顔は苦笑する。
107 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/06(月) 21:47:15.03 ID:WaWAh3II0
「ほほう、では一体全体どういうことでしょうかな?正直見違えるくらいですが」
揶揄混じりのその言葉。それに劉璋は考え込む。
「そうね。やっぱり二郎の、おかげかしらね……。
うん、二郎が私の蒙を啓いてくれたのよ。
だから、私はね。恩を返さないといけないと思うのよ。
あの、曹操みたいな化け物とやりあわないといけないの。
私ならできるって、言ってくれたの。
そんなのって、ないわよね。
言われたら、やるしかないじゃない!」
破顔一笑。
劉璋は笑って魅せる。
そうだ。そうなのだ。
あの男に、留守は任せたなんて言われたのだ。
血筋だけが存在の全て。そう言われていた自分に懸けられた期待、信頼。
それに応えずしてなるものか。
「だから、使えるものは何でも使うわ。できることは何だってする。
そうね。重かった劉姓、今はありがたいくらいよ。
知ってる?
私って宮中では今上陛下の次に尊い血筋なのよね」
皇族であるということの重さ、そして何より、その血の力。
それを自覚し、溺れない。使いこなすのだと。
「まあ、それで辛うじて曹操の配下程度と遣り合えてるって感じなんだけどね」
正直、相当に手心を加えられているなあ、と思いもするのよね、と。
嘆息、ひとつ。
「話がずれたわね。
まあ、そんなわけで桔梗にはのんびりとしてもらうってわけよ。
それでお母様に対する牽制にもなるしね。
だからいつも通り昼間から呑んだくれてなさいな」
その言いぐさ。傲然とした支配者の振舞。
厳顔をして自然と膝をつかせるその在り様。
「お見事でございます。
いや、流石と言うべきか。血は争えぬと言うべきか……」
その言に劉璋はフン、と鼻で笑う。
「お母様にも、桔梗たちからも何も貰ってないけどね。
いえ、だからこそ。かしら?
ほんと、二郎には感謝しないとね」
溢れる本音と恨み言。
それに怯む厳顔ではない。
「なるほどなるほど。
恋する乙女は無敵、という奴ですな。
いや、まことに結構!」
「ば、馬鹿じゃないの?
誓ってそんなんじゃないし!」
相手が二郎とかほんとありえないという悲鳴を置き去りにして。
内心、これしきの言葉で乱れてほしくはなかったのだが。
これもお役目、いたしかたなし。
「ほほう、そこは詳しく聞いておきたいですなあ。
何せこれから外出もままならぬことになるのですから」
むきー、と激昂する劉璋をあしらう厳顔。
――厳顔が果たして劉焉から「ある種の」密命を帯びていたのかどうか。
彼女はその生涯において言及することはなかった。
そしてその解釈は分かれて尚、魅力的な英傑であった。
108 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/06(月) 21:47:52.06 ID:WaWAh3II0
本日ここまですー
かんそうとかくだしあー
ねむいのが
よろしっくおあが
109 :
以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします
[sage]:2022/06/07(火) 02:50:29.37 ID:A3tbjNP/0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
110 :
青ペン
[sage saga]:2022/06/07(火) 23:51:56.14 ID:NLdNLTyio
>>108
おっついおっつい。
そうさなー。
【恩義と期待と恋心】
といっとく?
111 :
赤ペン
[sage]:2022/06/08(水) 15:33:49.27 ID:qCorN/+g0
乙でしたー
>>106
>>「ほう?」
>>「ぬけぬけと言うわね……。まあいいわ。 ぬけぬけと【言う】というほどではないですし
○「はて? この身は一切の私心無く漢朝を支えていると自負しておりますが」
○「ぬけぬけと言うわね……。まあいいわ。 【ぬけぬけと】ならこの位は言うかな? なお仕えてる主に私心があるかは言っていない
○「ほう?」
○「相変わらず人を食ったような態度ね……。まあいいわ。 惚けてるのか楽しげなのか分かりませんがそんな感じかな?
>>表情筋一つ動かさず、淡々と告げる劉璋に厳顔はニヤリ、と笑う。 上の方で【ニヤリ、と軽く挑発】してたので
○表情筋一つ動かさず、淡々と告げる劉璋に厳顔は笑みを深める。 半分くらいは成長した劉璋に喜んでそう
>>107
>>いや、流石と言うべきか。血は争えぬと言うべきか……」 上でも言ってるしちょっと言い方変えてみるかな
○いや、流石と言うべきか。若き頃の劉焉様を彷彿とさせますな……」 関心半分挑発半分で言いそう
>>――厳顔が果たして劉焉から「ある種の」密命を帯びていたのかどうか。 「」を使い分けしたい
○――厳顔が果たして劉焉から【ある種の】密命を帯びていたのかどうか。 個人的な好みの問題ですが
劉璋たんをカリカリモフモフしなくては(使命感
始祖(皇族)の血に覚醒してフルスペック発揮できるようになったか…全部終わったら留守番をやり切ったご褒美をあげないとね
喉をこちょこちょとかしたら喜びそう…
112 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/08(水) 21:26:56.77 ID:hDwE5MND0
>>110
どもです!
>【恩義と期待と恋心】
どうだろ。
恋心ってアリですか?
劉璋ちゃんって恋してそう?
ここだけ分からないんですよね。
きっとよほどのことがない限り二郎ちゃんと劉璋ちゃんって
結ばれることはないわけですよ。
それを承知な劉璋ちゃんなのですよ。
アリなのかないのか、どうなんでしょね。
まあ、このままいったらあったとしても封じ込めるんだろうなあとは思います。
>>111
赤ペン先生ありがとうございます!
>劉璋たんをカリカリモフモフしなくては(使命感
のりこめーー
いやほんと、当初は存在しないはずでしたので、何がどうなるか分からないな、とw
>喉をこちょこちょとかしたら喜びそう…
愛玩動物的な劉璋ちゃんって最高に可愛い案件なんですが
いいキャラに成長してくれたなっておもいます
/: : : : : : : : : :,: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
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113 :
赤ペン
[sage]:2022/06/08(水) 23:42:51.45 ID:qCorN/+g0
これで恋してないって言うのはちょっと無理があるかなって
あとはいずれ遠い日に「私はあの人が好きだったのよ」とか言えば静かに初恋が破れる感じで
「私はあの人のことが好きよ、戯言だけどね」とか言ったらもはや愛と言っていいんじゃないかな
個人的には半年くらい人前に出ることが無くなってそのあと3年くらいしたら養子をとってどことなく二郎と劉璋に似てるとか好き
劉姓とかのしがらみを何もカンも無視して結婚式上げてくれても良いのよ…
権力には興味ないことの証に公的な職から身を引いて毎日畑に種まき(意味深)しても良い
114 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/09(木) 07:00:53.61 ID:QtDA+WBP0
>>113
旧作にては
>いずれ遠い日に「私はあの人が好きだったのよ」とか言えば静かに初恋が破れる感じで
>「私はあの人のことが好きよ、戯言だけどね」とか言った
完全にこれでしたが
今作ではどうなるかな・・・
多分メイン軍師次第だな・・・
115 :
青ペン
[sage saga]:2022/06/12(日) 18:15:36.52 ID:WQ3cUzzKo
>>112
赤ペン先生も突っ込んでくれてるし
桔梗姐さんもいってる通り
自覚してないだけで恋だとおもうじぇ?
116 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/12(日) 20:03:10.17 ID:FS/XJslm0
そうかな・・・
そうかも・・・
117 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/13(月) 21:50:34.75 ID:zQXbzPMN0
「疲れたなぁ……」
ぼそ、と諸葛亮が呟いたその言葉に鳳統は苦笑する。
「そうだよね。ちょっと根を詰め過ぎだよね。お茶でも淹れようか」
応えも聞かずに鳳統は室を去る。それを見送って諸葛亮はほう、と息を吐く。
幽州が蜀として漢王朝の正当を主張してから彼女は、彼女たちは休まる時もない。
物理的に、だ。些かの準備期間があったとはいえ、国の運営なぞ未知の領域。それをこれまでのところ大過なくこなしているのは最大限に賞賛されるべきであろう。
背後の苦笑する気配。支えてくれている彼女にぼやきという甘えを口にする。
す、と手元に現れた書類に目を通し、形のいい眉をひそめる。
「むー、なんでだろう。治安が悪化してるなぁ。襄平は問題ないのに、国境近いとこほど荒れてきてる……」
「もう、朱里ちゃん。ちょっとは休まないと!」
ぷりぷりと可愛らしく頬を膨らませながら鳳統がそれでも手際よく茶を淹れる。その香りが僅かに諸葛亮の疲労を癒す。
いつの間にか背後の気配は去っている。彼女の淹れてくれたお茶は癒やしとは対極で、のどごしも刺々しくはあったがあれはあれで味わい深いもので、気に入っていたのだ。
「うーん、やっぱり雛里ちゃんが淹れるとすごく香りが立つね!」
「そうでもないよ?単にいい茶葉を使っているだけだもん。私の腕は関係ないよ」
くすくす、きゃいきゃいと、親友でもある中華屈指の頭脳の持ち主たちは雑談に興じる。
それもこれも、これまでの国家運営が――それなりに――順調というのが大きいであろう。
軍政、民政。その二つがほぼ彼女らのか細い肩に圧し掛かっている危うい体制ではあるのだが。
そして軍政は鳳統、民政は諸葛亮と自然な分担が成立している。
無駄な政争なんて彼女らにはない――蜀全体でもあるはずのない――効率的な体制なのだ。
そして、その体制が盤石な理由がある。
「よ、二人ともお疲れさん!」
ふんわりと、仲良しの二人だけの空間。相当に弛緩していた空気だからこそ、その声に二人は引っくり返りそうになる。
「ご、ご主人様……!」
そう、彼女らの執務室への闖入者は、だ。
彼女らが主と仰ぐ男であった。
「二人とも、お疲れさま、だな」
そう言って二人の頭を撫でまわす。これが他の誰かであったら二人とも声を大にして抗議するであろう。子ども扱いするな、と。
だがしかし、北郷一刀のそれは別である。
心からの気遣い、それに二人とも恍惚とする。自分が、自分たちが如何に大事にされているかということを再認識するのである。
「俺には朱里と雛里の手伝いはできそうにないから、せめてもの差し入れ」
笑って包まれていた饅頭を取り出す。
「ちょっと冷めちゃってるけど、それでも。
……いやいや。それはそれで美味しいぞ?」
コンビニの肉まんよりはよほど美味しいしなあ、という呟きなぞ耳に入らないかのように、はぐ、はぐと。そして思ったよりも残されていた熱量。
そして弾む北郷一刀の鼓動にくすり、と笑う。幸福感に包まれる。恐らく冷まさぬように、と駆けてきてくれたのだろう。
「ご主人様、ありがとうございます。とっても美味しかったです」
万感の思いを込めてそう伝える。
「そ、そうか?いや、別にそんな高いモノじゃないし、そこまで喜んでくれるとは思わなかったな」
ま、少しでも二人の応援になったならよかったよ。
そう言おうとした彼に。
「あ、お兄ちゃん、ここにいたのだ!ひどいのだ!今日は鈴々と巡察の予定だったのだ!」
「ご主人様……。恋も……」
「ああ、分かった分かった。じゃな。朱里、雛理。頼りにしてるよ」
「もう、鈴々お腹が減っちゃったのだー」
「恋も……」
「いやちょっと待ってくれ?微妙に値上がりしてるから俺の小遣いで二人の胃袋を満足させられるかには不安がー?」
知るかとばかりに引きずられていく北郷一刀を見送りながら諸葛亮は呟く。
「はわ、わ……?」
その異常。その兆候に気づいたのは流石諸葛亮と言うべきかもしれない。
「――雛里ちゃん!伝票を!違う、そうじゃないね!
桃香様が即位するひと月前からの、食品の相場。できたら価格の推移が見れるものを!
大まかな品目だけでもいいから!」
杞憂であってくれたらそれでいい。
そう、想いながら諸葛亮はもたらされた資料を、人智を超えた速度で確認していくのであった。
118 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/13(月) 21:51:01.41 ID:zQXbzPMN0
◆◆◆
「いやー。高く買って安く売る。こんなに楽な商売ってわたしゃ知らないよー」
にへら、と表情を緩ませてどんどんと手持ちの物資を破格値で売りさばき、得た資金を惜しげもなく投下して物資を買い漁るのは魯粛である。
安く買って高く売るのが商売の基本であるからして、今現在彼女のやっているのは真逆の行いである。
ちなみに高く買うのは米、麦、粟、稗などの安価な食糧。安く売るのは肉、茶、酒、絹織物などの嗜好品である。
「しかしまあ、あの人も突拍子もないこと考えるもんだよねー」
背後に控える黒い影――としか言いようのないその存在に語りかける。確かにその場に在りながら、誰にも注目されぬ穏行。
それを為しながら市街の風景に溶け込むのは張?である。袁家の中でも特別扱いされる諜報専門の張家の主――最近代替わりしたらしい――は僅かに頬と唇を弛緩させながら応える。
「然り、然りですな。都市一つを干上がらせると言うのであれば過去いくらでもあったろうですが、州ひとつを干上がらせるなぞ、正気の発想ではないですな」
その声に我が意を得たりとばかりに魯粛はきゃらきゃらと笑む。
「でしょでしょー?そこに痺れるし。
むしろ憧れるよねって、ね」
だがしかし、結論から言えば紀霊のその案は現実的ではないと判断されたのである。
何となれば、幽州は中華有数の穀倉地帯。それを干上がらせるなぞ、正気の沙汰ではない。
食糧の備蓄については言うまでもなく、中華を支えんばかりの収穫量の穀物である。
いや、だからこそ穀物の値崩れを防ぐために袁家はこれまで積極的に備蓄を進めていたのではあるが。
だが、それにより蓄えられた物資の総量を鑑みれば、紀霊の発案はこう評される。現実的ではない、と。
「まあ、あの御仁の発想は兎角、突拍子もないことが多いからな」
淡々とした口調ながら、どこか可笑しげに張?はそう、評する。
「そうなんだよねー。
でも、方向性としては無視できないって言うかー。ぶっちゃけ私たちには思いつかない路線って言うかー」
どこか不満げに、或いは楽しげに魯粛が呟く。
「――姉も似たようなことを言っていた。その発想は突飛なれど、その着眼点は端倪せざるを得ない、と」
「げ、あの張勲さんがそこまで評価するんだ。
流石と言うべきか……」
どひゃ、と悲鳴じみた声を上げ。
げんなりとした表情で魯粛は呟く。あの女は敵にしてはいけない存在だと、一目で見破った魯粛の直感こそ賞賛されるべきものだ。
味方にしても特に益無く、敵にすれば厄介きわまりない災厄そのものであろう。
そう、張?などは思うのだが。
「まあ、私等(うちら)は役目を粛々と果たしてけばいいしねー。
実際気楽なもんさ、ってね」
その言に張?は苦笑する。紀霊の参謀たちが摂った策は、ある意味紀霊の発案よりも苛烈である。
残酷と言ってもいい。
「最低限の食料は買い上げ、奢侈品は安く売る、か。
結果、一時的に劉備政権の評価は上がるが……」
悪辣なことだ。一度覚えた贅沢を民は絶対に忘れない。そして、だ。
「はなから何も持っていない人は何も守るものなんてないんだよ?
でもね。一度守るもの――それが財貨であれ、愛する家族であれ――を得たらね、今手元の財貨、安寧だけじゃあ物足りなくなるんだよ。
そう。袁家が蓄えた財貨。それはもう蜀のものだよ。それはしょうがない。でもね。それがどんどん目減りしていく……。
それに耐えられる訳がないよ」
魯粛は断言した。かつて富豪と言ってはばかりないほどに財貨を抱えながらも、骨肉相食むほどまで困窮した彼女の言に口を挟める者はいない。
その言の示す人の本質。その浅ましさ、貪欲さ。……或いは。
「だから、ね。大筋で賛成するよ?
食糧の買い上げ、相場への介入、操作……全部禁じられていたけどね。存分にやるともさ」
119 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/13(月) 21:51:53.25 ID:zQXbzPMN0
昏(くら)く、笑う。
これまで、母流龍九商会は相場の安定に尽力していた。
相場、それは高騰も急落も好ましくないのだ。求められるのは安定。相場が安定しているからこそ農民は安心して目の前の農作業に専心できるのだ。
それを崩し、値を吊り上げ、或いは意図的に暴落させようとしていた商人は珍しくなかった。だが、それも母流龍九商会の隆盛により息をひそめる。息の根を絶たれる。
だが、それを。相場の安定を担っていた母流龍九商会が自ら乗り出すとなれば――。
「王手、だね」
けらけら、と魯粛は笑う。まあ、この、ある意味挑発に乗ればよし。
乗らなくても……。
「張紘は十年くらい、って言ったけどね、三年もあれば追い込んでやるよ」
なんとも言えない顔をする張?に、魯粛はけらけら、と笑う。その笑みは深い。
目の前の男は気づいているだろうか?いや、知っているだろう。
自分たちを操る存在はもっとえげつない手を平気で使う。流石に井戸に毒を投げ、田畑に塩を撒くというのは止まったらしいが。
「そりゃ、物騒にもなるよね。中華全土の犯罪者が幽州に送り込まれているんだから」
それが、諸葛亮、鳳統が日々苦しむ治安の悪化であり、魯粛の護衛に張?という大駒が充てられている理由である。
「これはもうだめかもわからんね」
嘆息と共に吐かれた言の葉。
その真意を問う人物にはその場にはいなかった。
120 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/13(月) 21:53:21.57 ID:zQXbzPMN0
ttps://www.youtube.com/watch?v=Zhx1n6uvgUE
シン・ウルトラマン
面白かったです。
どんどこいきたいです、ので。
題名は本当にオナシャス。
121 :
以下、VIPにかわりましてVIP警察がお送りします
[sage]:2022/06/14(火) 03:16:03.57 ID:1GjQUioD0
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
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VIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すなVIPRPG完全終了さっさと畳んでもう二度とVIPに姿を現すな
122 :
青ペン
[sage saga]:2022/06/14(火) 22:20:05.11 ID:2G0aSmhOo
>>120
ふむふむ。
シンプルに行けばよさそうじゃの。
【兵糧攻めは酒池肉林】
でどない?
123 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/15(水) 05:40:23.30 ID:ykCgSGL/0
>>122
洒脱でよきですね
しっくりきましたのよ
ありがとうございます!
124 :
一ノ瀬
◆lAEnHrAlo.
[saga]:2022/06/17(金) 22:31:42.70 ID:5pQtDyk00
魯粛からの報告書に目を通す。
経過は順調とのことだ。穀物等の、民の生活を支える食糧が凄い勢いで幽州から運び出されているのが付随した資料で分かる。
それによりじり、じりと価格が上昇しつつあるな。
逆に酒、茶、肉などの奢侈品については下落の一途(いっと)だ。この勢いは当分止まらんだろうという魯粛の私見も添えられている。どうやら母流龍九商会以外の商人たちもこの流れに乗って来たらしい。
これまでひたすら市場、相場の安定に努めてきた母流龍九商会が率先して市場を荒らすのだから、これに乗らん奴は商才がないと断言できる。
気の利いた豪農もそうだろう。穀物は買い上げ、奢侈品は売りさばく。これだけで濡れ手に粟(あわ)ってやつだからな。
「まあ、こうして見ると醸造所と蒸留施設を南皮に集中させたのは正解だったなあ」
俺が流し読みにする魯粛の報告書。それを俺の数倍(以上だろうが考えるだけ無駄)の速度で目を通すのは張紘。
俺の義兄弟にして今回の任務(ミッション)の総責任者であったりする。
いやまあ、今回のそれには思う所があるみたいなんだけんども。
「まあ、な。運び込んだ穀物を酒にできる。それをまた幽州に売りさばくって循環だ。
しかし。だ。これで幽州にも蒸留施設があったらいざ物資を絞る段になってあちらで供給されてしまうしなあ」
蒸留酒――火酒と呼称している――の扱い、製造方法については最上級の機密として扱われている。華琳を始め、色々技術供与の要請も多いのだが今のところこの技術をオープンにするつもりはない。
特に華琳には内緒だ。絶対にだ。だって絶対に面倒くさいことになるもん。
「――幽州においては治安も悪化の一途とのことだ。
これも目論見どおりだな?」
こちらを見ようともしないで言う張紘の言葉に尖ったものを感じざるを得ない。いや、そんな奴じゃない。きっとそれは俺の後ろめたさだ。
中華全土の獄に繋がれていた凶悪犯、これから裁きを受ける死刑囚。それらは随時幽州へと放逐されている。更生なぞありえんような輩たち。それを提言したのは風であった。
事前から準備していたかのように、次々と追放される罪人たちをあちらこちらに振り分ける手腕には脱帽である。
閑話休題。
まあ、張紘も清濁併せ飲む器量があるから、色々と思う所があっても理解してくれていると思っている。張紘からして本当に駄目なことにはきっちりと言ってくれるはずさ。きっとね。
「にしても、二郎よ。軍の編成はいいのか?」
その声にひらひらと手を振って応える。
「いいのいいの。俺がいても邪魔なだけだし」
「……そう言われるとおいらの邪魔しに来たのかと思ってしまうんだが」
「そ、そんなことねーし!めっちゃ相談したいこととかあったし!」
ちなみにとっても頼りになる義兄弟の張紘君は北伐の物資の調達あれこれの手配をしています。北伐軍内部で必要とされる物資の概算、内部での差配については華琳が担当なんだが、それを用意するのが張紘ってわけだ。
無論出兵の規模が決まらんことには物資の手配もできんのだが、概ね十万前後になる予定で動いている。
俺としてはそれこそ百万の兵で蹂躙したろうと思っていたんだが。
「一声十万とは恐れ入ったよ。むしろ呆れたよ。なんだそれ。なんだよそれ」
そう。北伐軍が実際に準備を始めたら、幽州で彼奴等は募兵をしたんだよ。それはいい。
劉備が呼びかけたらあれだ。十万の兵が集まるとかどういうことなの……。
んでもってこっちが兵を増やせば増やすほどあっちも増員するってことで少数――ではいないんだけんども――精鋭でもって出兵することになった。
まあ、あまりに兵数が大きくても扱いきれなくなっても意味ないしな!俺に用兵の才とか多分ないし。
「ま、頼りにしてるよ」
俺の声に、あいよ、と応えて張紘は俺と馬鹿トークしながらもせっせと書きつけていた書類を放り投げてくる。
「まあ、なんだ。おいらは、どんなことがあっても二郎の味方さ。そこは安心しといてくれ」
気軽さを装い、照れくさそうに言い捨てて急ぎ足で室を辞していく。
ありがてえなあ。
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