Spare the on-ramp, highway speeds exhaust his lunacy　Where do you fall?

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643 ：以下、名無しにかわりまして一人でお送りします(北海道) [sage saga]：2019/12/25(水) 02:31:26.56 ID:QvCFdQMHo

mztn：僕はまず個人的に自分のScreamo/Skramz観を見直さなくてはならないと感じた、Shin Guardの『2020』を挙げます。
90年代が黎明期、00年代に局地的ムーブメントに発展したScreamo（今でいうReal Screamo/Skramz）ってある程度の型が出来上がっていったあと2010年前後くらいは進化をやめちゃったように見えてたし、ある種のリバイバルが盛り上がっていたりするのも、これと無関係じゃないと思う。
Shin Guardも過去作は結構2000年代の型みたいなものを踏襲していたんだけど、このアルバムで突き抜けた。
彼等を聴いて、今現行のScreamo/Skramzバンドの流れの中には2000年代的価値観に重きを置いている保守的なグループと、現代の表現が何かっていうのが見えていて次に進んでいこうというグループがいることがわかった。
だからShin Guard以降のバンドに関しては、これまでのバンドとの違いを意識して聴けるようになった。
天然で時代の空気を読んでいくのが天才だと思うんだけど、彼らは意図的っぽい。
それはタイトルにも表れている。
なんか態度もふざけていて、twitterとかもクソみたいなことしか言っていないんだけど、そういうとこも好き。
演奏はしっかりやりながら音もRAWだし（＝これ、カウンターだと思ってる）、曲展開も謎。

みちのく：具体的にどう変わったのかって説明できます？
個人的には最近のSkramzを聴くとブラストビートを取り入れているバンドが多いなーなんて印象があったりするんですが。

mztn：ブラストパートも1要素ですけど、全体的に自由になったと感じます。
以前だったらブラスト入れたらメタル化したりする風潮もあったけど、他の音楽の流れを取り込んでもそっちのほうに全体が向く感じじゃなくなった。
Real Screamoはこうじゃなきゃいけないみたいな厳格さが薄れて、もっと自由に言いたいこと言ってる感じ。ラフになったとも言う。
近年印象的に残るハードコアってハードコア以外の要素を含んだサウンド多い気がしている
Shin Guard以外の現行バンドも変化がみられるけど、Shin Guardはタイトルがわかりやすかったのもあり、リスナー含め「今の世代」っていうものに対する意識を可視化した感じはあるかな。

みちのく：おじさんだからFrail Bodyなんかの方がわかりやすく感じちゃう。

mztn：確かにFrail Bodyのほうがわかりやすい。けどShin Guard的な"わかりにくさ"って既存価値観を逸脱し始めていることの証。
「そうじゃなきゃならない」っていう流れがリバイバル＝評価軸が確立された世界でのゲーム。
そういう意味でのScreamo 2019 BestはState Faultsなんだと思うけど、自分のステートメントとしてはShin Guard。
「こういうのも有りなんじゃないの？」っていうのが現行＝評価軸は不安定。
リスクがあるし保守層から反感を買う。
いろんな領域と交じり合う。
相変わらず偏見と妄想が存分に加味されてますけど、2019年ベストを考えるとやはりリバイバルはよほどのモノでないと選べないなと。

（※一部抜粋）

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　　　　　　:r--― ''`'ー-=-､　`'′　　　　　 >>642
　　　 　 　 '、　　　　　｀　　/　　,｡z,　　 　 　まずは水谷さんによるShin Guard評です
　　　 　 　 ,ｨ　 ┃　 ┃　　|　／　^(　　　 　 今年の頭くらいからコンスタントに彼らを推してきていましたが
　　　　　　　{ , .､　ヮ　<^'　V 　 　 .1　 　 　 その辺りの具体的な理由はこういうものだったということで押さえておきたいですね
.　　　　rv'7 1　ﾉ　　　　`　 l　　　 ‖　　　　
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